一回ニ逝(いっかいにい)


という言葉を知ってるだろうか。


自分は今までこれを矜持として生きてきた。


この言葉を知っている人も居るかも知れないが、ここであえて説明したいと思う。


女性とプレイする際、一度は優しい指の愛撫でクリをイカせ、次に本番で中イキさせるという言葉だ。最低でも一回のプレイで二回イカす。これが自分のアイデンティティであり、信念でもあった。


ところがだ。


今は自分の売りでもあった中イキサービスが出来ない状態。つまりED(恐らく初期)。


長年務めた会社を辞して、一体何しにベトナムに来たのだろうか。家族を不安にさせ、年収も半分に下げてまでして…


そう思うと辛くて枕を涙で濡らす毎日。


いつしか、私は周囲から「手マンの帝王」などと言われるようになってしまった。だって手マンでその夜のプレイが終わるんだもの。。。


手マンがいくら上手くなってもちっとも嬉しくない。数ヶ月前から亜鉛やマカなどのサプリも飲み出した。なんとなくシナシナだった息子が少しばかり固くなったような気がする。


でも、まだ本番での愚息はグースカ寝ているだけという体たらく。女が欲しくなって握っても咥えても、どうにも起きる事は無い。


「どうしたの?私に魅力がないの?」


「ふふふ。今、あいにくゴムを持ってないんだ。だからここから先はしない。だって君を大事にしたいから」


なんて言葉も通用するのは3回までだ。シナシナ状態で言っても説得力は全く無いんだが。


YouTubeなどの動画の履歴はそんな悩める男達が見るものばかりが並ぶ。


シアリスもバイアグラもダメだ。このままだとワットポー(タイの有名な寺院)への出家も考えなければならない。オレンジの袈裟を着た自分など、見たくもない。


ハノイでひっそりと悩む子羊に、どうか神からの愛が届きますように。




ちなみに「一回ニ逝」は僕の造語だ。