三回目の旅行記です。それではThaiの中級者ぶってるsevenの無様な姿をご覧ください。

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初日 つづき

夜11時。ロビーに集合したsevenとK君はホテル横のフードランドに向かう。決戦への景気づけに一杯飲んで行くのとゴムを購入するため。ゴムは三個入りの小さな箱で、箱からゴムを取り出せば財布やポケットに入るから部屋に置きに戻る必要もない。ここで買うのはいつもの事なんだよみたいな慣れた感じを出しながら

「お前もここで買っとけ、俺はいつもここで調達してる。便利だろ?」

「あ、僕日本から持って来ました。だってこっちのって厚いでしょ。日本のは薄いっすからね」

「・・・・・」

彼の方が一枚上手でした。

「そうなんだけど、俺は長持ちさせたくてこっちの使ってるんだよね。まぁ人それぞれだしな」

などと意味不明な負け惜しみを言いつつ

「あっちのレストランで少し飲んでくか」

とカウンターに並んで座る。寄って来たウェイターに

「ビアシン、ツゥ、アンド・・・」

メニューを見ながらおつまみを選びたいのだが象形文字のような字ばっかりで読めない。適当に上から四番目くらいのやつを指差す。

「あ、それ辛いやつですよ。だって小さな英語表記に書いてありますよ」

とK君。

(う・・・中級者の威厳が・・・)

「お前辛いのダメだっけー?これ辛いけどコクと言うかしっかり味があるんだけどな。じゃあ、食べれそうなの選んでいいよ。俺もそれつまむから」

もうしょっぱなからボロボロ。偉そう言うんじゃなかった。K君はフライドチキンとソーセージを注文する。思わず

「そんなのあったんだ」

中級者らしからぬ発言が自然と出る。

「小さい字で書いてありますよ」

「あ、本当だ、字、チッせ〜なぁ、おぃ」

などと30分程フードランドで飲食し、いよいよソイカーボーイへ出動。心なしK君も緊張の面持ち。五分程でアソーク側入口に到着。これからピークを迎える頃合いなので人も騒音もレディ達も凄い事になってる。

「すげーだろーこんなの日本には無い」

K君はコクコクと頷くのみ。かなり圧倒されている様子。そりゃ人生初の風俗だしね。でも初の風俗がソイカーボーイってのもある意味すごいな。

「いいか、ね〜ちゃん達が腕を引っ張って店に連れ込もうとするけど無視だぞ、無視」

「は、ハイ」

「あとボーとしてるとスリだとか、子供になんか買わされたり、アラブ人に時計とか売り込まれるからな、無視だぞ」

と、あえて危機感を煽る。K君も緊張で虚どってる。これはsevenなりの演出で、以前sevenが始めてソイカーボーイに来た時に師匠から受けた演出と全く同じ事をしようと言うわけ。なんじゃこりゃぁあああああ!を是非体験してもらいたい。

少しだけ治安の悪さをすり込み、安全な日本とは違うと言う緊張感を高揚させ、店でその決定的な差を思い知らせる作戦。sevenもこの憎い程の演出に物凄いインパクトを受けている。

奥へと進むと案の定、レディ達の呼び込み攻撃。フフフ、予定通り。怪しげなおっさん達も徘徊している。よし、まずは全裸BARのスージーウォンだ。ここでアゴ外してもらおうと扉を開けようとしながら後ろのK君をみる。

「うぉ、いねぇ」

焦った。まじで焦った。すぐに来た通りに戻る。するとすぐ手前の店のレディ達に腕掴まれて店に引き込まれる寸前。これはいかんと

「おい、こっちだこっち」

とK君に走り寄った瞬間、ガシッとsevenも二人くらいのレディ達に腕を掴まれ引き込まれる。自動的に扉が開く。と言うか扉係?が勝手に開けて中からも給仕のレディが手を握って席へと誘う。イメージ的には「あぁぁぁぁぁ・・・・」と手をさしのべながらアリ地獄に落ちていく姿をご想像ください。

ほんの一瞬の出来事で予定とは違う店に入るハメになってしまった。あれほど呼び込みは無視だぞ無視だぞ、と言った事は忘れてくれ、K君。すまぬ。

つづく


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