今日はベトナムの食べ物についてです。

先にこちらに赴任している先輩方から聞いた言葉は「ベトナムでは食べれるものは何でも食べる」と聞きました。

お金が無いからそうなんだろうなと思っていましたが、いざこちらで生活してみると、それだけでは無く、それはれっきとした文化なのだと思いました。

日本では馴染みの無い食材として代表的な物は犬肉、猫肉、アルマジロ、大亀、ハリネズミなどでしょうか。犬肉なんかは非常にポピュラーで、路上で普通に売っています。
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豚肉や牛肉よりも高い肉だとか。写真では見えませんが、臓物なんかはくり抜いてあります。頭の中はわかりません。
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これは以前食べた犬鍋です。自分的には硬くて美味しくなかったです。

あと、鳥なんかも色んな鳥を食べるようで、街中で生きたまま売っています。見た目観賞用の鳥に見えますが、食べるそうです。

大きな亀は香草と一緒に丸ごと煮込んで甲羅を4等分に切ってそのまま食べます。亀はかなりの高級料理なので一般人は食べられないご馳走です。

祝いの席なんかで上流階級の人がレストランで食べるんだそうです。

あと、どうしても食べられないのがこちらの魚。鯉や雷魚なんかがポピュラーなのですが、臭いし骨が多すぎて食べれません。

見たことない、チョウザメのような魚なんかも売ってますし、スーパーによっては生簀に入れて生きたまま売ってます。あんなでかいのどうやって持ち帰るのだろうか。

魚の調理は揚げたり、煮たり、焼いたりですが、どれもぶつ切りか姿のままなので、食べにくいし、味付けも日本人には不向きな感じです。

生で食べるのは牡蠣くらいです。牡蠣は安くて美味しいですが、sevenはあたる可能性があるので火の通った物しか食べません。



こういった我々からしたらゲテモノ類も食べ方が色々で、煮たり焼いたりと一つの料理として確立されていて、「貧乏だから仕方なく食べる」のでは無くて、料理として確立されているのです。

こちらに来たばかりの人達は、自分含めてこういった食材を見て「うわー!なんだこれ!」みたいな、こちらの文化を少し下げずんだような感情を持ってしまいますが、それは失礼な感情なんだと今になって気づきました。

勿論、心の中では(こんなの食えない)とは思いますが、彼らの前では言ったり、そんな雰囲気を出すのは間違いだよなーと。

以前、ベトナム人研修生三人を日本の自宅に呼んで、刺身や日本料理を沢山ご馳走しましたが、全ての料理を一口だけ食べて、後は箸を付けませんでした。

決して「なにこれ?こんなの食えないよ」とは言いませんし、「美味しいです」と答えてくれます。

箸が進まないので美味しくないんだろうとは思いますが、態度には示さない。

そんな礼儀もしっかりわきまえた若者達でした。

食文化は国によって様々ですが、その文化をバカにだけはしないようにしたいなと思うsevenでした。


食べ物についてば奥が深いのでまたの機会にリポートします。