久々のバンコク旅行となった。16回目の旅行から半年近く経過している。楽しくやっていたThaiレディのRと色々あってThaiへ行くこと自体が嫌になっていたのだ。

そんなsevenを再びThaiへ導いたのが今回の旅のヒロイン、ベトっ子Hちゃんだった。彼女についてはベトナム滞在記でご紹介した通り。


Hは21歳の大学生。3月から3年生になるのだそう。彼女曰くaevenと付き合い始めて5ヶ月なのだそうだ。自分的には面倒臭くて計算していない。

Hは口では偉そうな事ばかり言うが、行動は子供そのもの。ガサツで自己中で日本人から見たところの常識は無いに等しい。時々無性に腹が立つ。

冷蔵庫の酒のつまみのハムやベーコン、ソーセージを知らない間に食い尽くしたり、本人を目の前にしてブタだの肌が黒いだのと思ったことがそのまま口に出る。

金が無くなると当たり前のようにおねだりして、買い物に出かけると勝手に付いて来て自分の物を買いまくる。


ただ、sevenへの情の深さもひときわ高く、人前でも恥ずかしいくらいにベタベタしてくる。常に腕を組んで歩き、タクシーではずっと抱きつきっぱなし。ベッドでもずっと張り付いて来るので暑くて寝られない。


Thaiと違っておっさんが若い娘とベタベタしてたら違和感ありまくりのここ、ハノイ。そんなHの行為の真偽がわからず、何度と無く


S「俺はおっさんだし、Hは一緒に居て恥ずかしくないのか?若い男の方が良いんじゃ無いか?」


と聞く。


H「私は年齢なんか関係ない!若い子は子供だから好きじゃ無い!sevenさんはアウトサイドでは若いし(服装や行動が)、大好きだよ!」


そんなおじさん殺しの文句を平気で言い放つH。

いつしか毎晩sevenの部屋に泊まり、半同棲のような生活となった。あと一月程で帰任となる自分。そのいったい先どうなるのか、本当に不安だ。


そんなHが昨年末に海外へ行きたいと言い出した。日本に行きたいと言うが、VISAの取りづらさとお金の問題もあるのでカンボジア、マレーシアやシンガポールなんかのASEANの国々を候補に言ってみる。ASEANならVISA要らないし。


どの国も首を縦に振らず、最後に言ったバンコクだけは直ぐに首を縦に振る。ThaiのRとの事でバンコクだけは避けたかったのだが。

仕方なくHISベトナム支店でチケットを予約し、宿もアソークから少し離れた場所を予約した。ナナプラザからとにかく離れたかった。




1日目


朝9時にHを起こす。起こした瞬間Tinkoを握ってくるH。何時ものように朝からsexに突入する。正直、毎晩毎朝はおっさんにはキツイ。

プレイのバリエーションが豊富なわけでも無く、作業のような感覚。最近は省エネの騎乗位ばかりで二三回イカせるのがデフォルトだ。もちろん自分はイッテたら仕事も何も出来ないので2日に一度程度しかイカないようにしている。


近くの茶店で朝食を取って、部屋に戻ってパッキング。Hがエアポートタクシーを呼んで新しくなったノイバイ国際空港へ向かう。

Hにとっては初めての海外旅行。飛行機に乗るのも年末に行ったホーチミン旅行依頼の二度目。タクシーの中からテンション高めでバカなことばかり言ってる。


そんな良くも悪くも素直な感情表現をするHを、いつしか可愛く感じるようになっていた。



これが最後の旅行なんだろうな・・・



そんな気持ちになりながらHの笑顔を眺める。



ハノイの街は旧正月の年末年始の休みの為、至る所で正月飾りや梅の花、小さなミカンの木なんかが路上で売られている。

その人達と買い物客達で道路は埋まり、渋滞で中々進まない。空港到着時間もギリギリになりそうで徐々にイライラが募る。


H「ね!sevenさん、あの花見て!黄色のやつ。黄色のはホーチミンでしか咲かないやつなの。ハノイは赤なのに凄いね、きっと高いよ!」


なんて呑気なこと言ってはしゃぐH。彼女は結局空港に着くまで見る物見る物にコメントしてsevenに問いかける。

どうでもいい話なのだがウンウンと頷いていたらイライラも収まり、なんとか間に合う時間に空港に到着した。


H「うわ!おっきいね!新しい空港!凄い!凄い!ね、タイランドや日本もこのくらい大きいの??」


正直、ここの空港は新しくなったと言っても全然小さい。行った人はわかると思う。旧国際空港がドメスティック専用になったのだが、それと合わせても名古屋の中部国際空港よりも施設も広さもまだまだ。スワンナブームとなんて比較にもならない。



S「いや、日本やタイランドの方がもっとでかいよ」



H「そっかぁ・・・」



Hの顔が少し曇る。ハッと自分の言った事を悔やむseven。



S「でも凄く新しいし、綺麗だよな!設備だって最新だし凄いよな!きっとこれからもっとお客さんが増えて、空港だって直ぐに広げて行くと思うよ!」


H「うん!」


笑顔に戻るH。顔色で直ぐに心が読めるのは助かるし、可愛い。



チェックインとイミグレも無事に通過し、バンコク行きVN615便の機材に乗り込む。機内でもHは嬉しさを隠そうとしない。


H「ね?バンコクは英語通じるかな?Hちゃん英語なら少し話せるけど、英語ダメならどうしたらいいのかな」


S「俺が少しタイ語話せるから大丈夫だよ」


そんな話をしているとやがて飛行機は発進し、大空に舞い上がる。急なGにHはsevenの腕をギュッと掴み、顔を腕に摺り寄せる。

sevenはHの頭を撫でながらバンコクに向けて旅立つのだった。



つづく