Hお勧めだと言う携帯ショップの前にバイクを置いて店に入る。ベトナムにはアップルストアが存在しないので、各々の携帯ショップが海外から輸入して販売している。
そんなわけで店によっても多少の販売価格に差があるらしい。大きな量販店が特別安いわけでは無く、今回入った店も個人経営的な小さな店だった。
HはカウンターでiPhoneのゴールドがあるか聞いている。とにかくゴールドしかダメだとの事。
店にはホワイトはあるがゴールドは売り切れてるらしい。
S「どうすんの?他の店に行く?」
H「近くの系列店で在庫があるから持ってきてくれるって」
S「そっか」
そう言いながら店を出て玄関口でタバコを吸う。Hはカウンターで店員と何か話していた。玄関の外から何気無くHを見ていると、Hの異変に気付く。
ケツに血が・・・
白いジーンズに黒のブーツ姿のH。そのケツの中心に赤いシミが円形に付いている。
もしかして・・・
タバコの火を消して店に入り、Hにその事を教える。Hは指でシミを触って確認した。
H「あっ!!」
そう言うとササッと店の外に飛び出し、バイクに跨る。慌てて追いかけるseven。
H「sevenさん、レディデイになっちゃった」
S「どうする?アパートへ戻るか?」
H「ううん、iPhone届くまで待つ」
S「え?どうすんの?お前バイクに乗って帰ろうとしてるんじゃ?」
H「私、ここに居るからsevenさん、買って」
S「は?俺ベトナム語喋れないぞ。どうやって買うんだよ?」
H「お金払うだけだよ」
S「まぁ、一旦帰ればいいじゃんか。また着替えてくればいいし」
H「嫌だ・・・」
なんつー執念。つうか、早くトイレ行かなくて大丈夫なのだろうか。店員もキョトンとして店の中からこちらの様子を伺っている。、
S「とにかくだ、店員にまず事情を話せ」
H「嫌だ・・・男の人に話ししたく無い」
S「ちょっと待ってろ・・・」
店に入って店員に話しかけてみる。
S「レディスタッフ、ステイヒア?」
店員は表情一つ変えない。sevenの英語がおかしいのか、相手が英語知らないのかはわからない。
あ、iPhoneの翻訳アプリだ!ベトナム語で女性店員を呼んでほしいと入れて相手に見せる。
通じたらしく、電話をとって何やら話をしだす。暫くして二階から女性が降りてきた。
Hの元へ行ってくれと手招きで誘導する。何やら話をすると女性店員はsevenに店の椅子に座って待てとジェスチャーで伝えた。
ちょうど同時にバイクに乗ったにーちゃんがiPhoneを持って登場。取り扱いの説明は女性店員がバイクまで来て丁寧にHに教えてくれた。
そして支払いはカードで。日本円換算で97000円也。高いわー。
やっとこさバイクに乗ってアパートに帰る事に。
S「お前大丈夫なの?」
H「うん、大丈夫だよ」
それにしても恐ろしい執念だな。
そしてsevenをアパート前に降ろし、Hは自分のアパートに帰るのだった。
暫くしてHからLineが入る。
H「sevenさん、今日はトラブルでごめんね」
S「大丈夫だよ、嬉しいかい?」
H「もちろん!ありがとう!」
H「でね!まだiPhoneケースとフィルムを買って貼ってないから、今からホアンキエム(そう言う街)へ買いに行こうね!」
は・・・はい・・・まだ買うんですね・・
S「どうやっていくの?」
H「玄関まで迎えに今から出ます!」
S「あ、ありがとう・・・お金を下ろしておきます・・・」
アパートの玄関口に向かうsevenの足取りは重かった。次はクリスマスプレゼントがすぐ目の前に迫っている。
頑張れseven!!
つづく
そんなわけで店によっても多少の販売価格に差があるらしい。大きな量販店が特別安いわけでは無く、今回入った店も個人経営的な小さな店だった。
HはカウンターでiPhoneのゴールドがあるか聞いている。とにかくゴールドしかダメだとの事。
店にはホワイトはあるがゴールドは売り切れてるらしい。
S「どうすんの?他の店に行く?」
H「近くの系列店で在庫があるから持ってきてくれるって」
S「そっか」
そう言いながら店を出て玄関口でタバコを吸う。Hはカウンターで店員と何か話していた。玄関の外から何気無くHを見ていると、Hの異変に気付く。
ケツに血が・・・
白いジーンズに黒のブーツ姿のH。そのケツの中心に赤いシミが円形に付いている。
もしかして・・・
タバコの火を消して店に入り、Hにその事を教える。Hは指でシミを触って確認した。
H「あっ!!」
そう言うとササッと店の外に飛び出し、バイクに跨る。慌てて追いかけるseven。
H「sevenさん、レディデイになっちゃった」
S「どうする?アパートへ戻るか?」
H「ううん、iPhone届くまで待つ」
S「え?どうすんの?お前バイクに乗って帰ろうとしてるんじゃ?」
H「私、ここに居るからsevenさん、買って」
S「は?俺ベトナム語喋れないぞ。どうやって買うんだよ?」
H「お金払うだけだよ」
S「まぁ、一旦帰ればいいじゃんか。また着替えてくればいいし」
H「嫌だ・・・」
なんつー執念。つうか、早くトイレ行かなくて大丈夫なのだろうか。店員もキョトンとして店の中からこちらの様子を伺っている。、
S「とにかくだ、店員にまず事情を話せ」
H「嫌だ・・・男の人に話ししたく無い」
S「ちょっと待ってろ・・・」
店に入って店員に話しかけてみる。
S「レディスタッフ、ステイヒア?」
店員は表情一つ変えない。sevenの英語がおかしいのか、相手が英語知らないのかはわからない。
あ、iPhoneの翻訳アプリだ!ベトナム語で女性店員を呼んでほしいと入れて相手に見せる。
通じたらしく、電話をとって何やら話をしだす。暫くして二階から女性が降りてきた。
Hの元へ行ってくれと手招きで誘導する。何やら話をすると女性店員はsevenに店の椅子に座って待てとジェスチャーで伝えた。
ちょうど同時にバイクに乗ったにーちゃんがiPhoneを持って登場。取り扱いの説明は女性店員がバイクまで来て丁寧にHに教えてくれた。
そして支払いはカードで。日本円換算で97000円也。高いわー。
やっとこさバイクに乗ってアパートに帰る事に。
S「お前大丈夫なの?」
H「うん、大丈夫だよ」
それにしても恐ろしい執念だな。
そしてsevenをアパート前に降ろし、Hは自分のアパートに帰るのだった。
暫くしてHからLineが入る。
H「sevenさん、今日はトラブルでごめんね」
S「大丈夫だよ、嬉しいかい?」
H「もちろん!ありがとう!」
H「でね!まだiPhoneケースとフィルムを買って貼ってないから、今からホアンキエム(そう言う街)へ買いに行こうね!」
は・・・はい・・・まだ買うんですね・・
S「どうやっていくの?」
H「玄関まで迎えに今から出ます!」
S「あ、ありがとう・・・お金を下ろしておきます・・・」
アパートの玄関口に向かうsevenの足取りは重かった。次はクリスマスプレゼントがすぐ目の前に迫っている。
頑張れseven!!
つづく