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ビーチ沿いでトゥクトゥクを降り、シーフードレストランで昼食を取る。




俺の頭の中はこれからPimをクスリからどう守るのか。その一点に絞られていた。完全に入手を断つには一切の存在を消すしか無い。




住む場所、働く場所、電話番号、友達との連絡などなど。場合によっては実家とも暫くは連絡を断つ必要があるかも知れない。




後はクスリ欲しさにPim自身が求める事も監視して止めなければ意味が無い。




軽度の中毒とはいえ、ここバンコクでは簡単すぎるほど入手が容易なのだ。手を出し続ける限り、泥沼に行き着くのは個人差は有るものの、確定している。




それほどクスリは蜜の味なのだろう。




「ね、どうしたの?ボーっとしてるよ?」




「ゴメンゴメン、なんでも無いよ」




大口叩いた手前、Pimの更生計画がノープランだとは口が裂けても言えない。早く決断しなければ。




「身体・・・大丈夫?」




「うん、やっぱりダルい。やるとスッキリするんだけどね。でも我慢しなきゃ・・」




「当たり前だろ!約束したじゃん」




「うん、ゴメンね。なんか本当に辞めれるのか不安になるの・・・」




やはり俺の口約束だけじゃ本気になれないんだろうな。ここは覚悟を見せなきゃダメだ。食事代を支払い、歩いてビーチに向かう。




「これから色々聞くけど、素直に答えてくれるかな。言いづらい事も含めて・・・」




「う、うん。わかった」




「Pimが吸ってるクスリはヤーバー(覚醒剤)でいいのかな?」




「うん・・・」




「炙って鼻から吸うだけ?注射はしてない?」




「注射は子供の頃から怖くて嫌い。したこと無いよ」




「わかった。あと、誰から買ってるの?」




「店の子が私の分もまとめて買ってくれる。でも、売ってる人に会ったことは何度かある。一緒に買いに行ったこともあるから」




「そっか」




「あと、Pimがクスリしてる事を知ってるのは、その友達以外に何人いるの?」




「その友達とその子に売ってる男の人だけ。後は知らないよ。店クビになるし、警察に捕まるから」




「店で抜きうち検査とか無いの?」




「あるんだけど、事前に情報が入るの。売ってる男の人から友達に連絡が来る」




「警察と繋がってるんだね」




「うん、そう言ってた。だから安心して買ってくれと言ってたよ」




「検査の日はどうするの?店に行かないの?」




「ううん、怪しまれるから行くよ。その時は店に入る前に他人のおしっこを買うの。1000バーツも払うの」




「そっか」




大体事情は掴めた。おしっこまで売るとは恐るべし。ちょうど露店で水着を売っていたので買うのか聞いてみる。




「水着売ってるよ。買う?」




「ううん、今日はいい。本当に今、身体がダルいの。もう正直にヒロに言うね。私ね、クスリしてない時はかなり辛いの。夕方になると欲しくてたまらなくなる。癖かな・・・」




リアルな言葉に少し戸惑う。だって俺には全く縁の無い話。内心ドキドキする。




「うん、でもこれを我慢するんだよ?とにかく俺も付いてるから頑張ろ!」




「うん、一緒に誓ったもんね」




「そうだよ、頑張ろうね。あと、言いづらい事があるんだ」




「なに?」




「仕事を辞めてコンドミニアムも移って欲しいんだ」




「え?仕事も家も?」




「うん。分かり易く話すね。クスリを断つにはまずクスリを売る人とPimを知ってる人からから逃げることから始まるんだ」




「どういう事?」




「だからね。Pimがいくら、もうクスリが要らないって言っても、彼らは何とかして売ろうとしてくるんだ。逃げたって家に来るし、友達に居場所聞いたり、店にだって来る。で、買っちゃえば、クスリをまた使うでしょ」




「えー、店は困るよ。クビになっちゃう」




「うん、店に来たらって思うと怖いでしょ?そう無言で脅しているんだ、彼らは」




「それと、クスリ売る人や店の人、クスリ友達ってPimの実家とか知ってるの?」




「ううん、知らない」




「それなら大丈夫。君が行方をくらませば追っては来れないね。大体、クスリを売る人はマフィアと繋がってるの知ってるよね?」




「う、うん・・」




「あの人達に抵抗出来る?出来ないよね?だから逃げるの。何処にいるかもわからないように」




「そっか、ヒロの言いたい事はわかったよ。でも仕事を辞めるって事は、お金も無くなるって事だよね。私、どうしたらいいんだろ・・・」




「Pimは毎月どのくらい収入があるの?」




「月によるけど、日本人の長期連休やシルバーウイークがある月で大体50000バーツ前後。そうでない時で30000〜40000バーツくらいかな」




相当売れっ子のはずなのに、それほど高く無い。でもうち店の子らの何倍なんだww




まぁカラオケは営業時間が短いからペイバーされた場合は大体1日1人が基本。相当早い時間にショートでペイバーされて、近くのヤリ部屋でこなさない限り、1日2人は厳しい。




そう言う意味で考えたら売れっ子でもそんなもんか。でも一般の人の何倍もの収入だ。そりゃ虜になるわな。




「ちなみに聞きますが、基本給はお幾らで?」




「私は13000かな」




やっぱりタニヤの売れっ子は基本も高いな。




「あのさ、無理言うようだけど暫くうちの店で働かない?勿論、オフ無しで・・・」




「オフ無しで幾らになるの?」




「驚かないでよ?良くて15000かな・・」




「・・・(。-_-。) 」




「でも嫌な客との夜の相手はしないでいいし、俺が仕事中も見てあげれるから安心だよ」




「今、家賃が10000なんだよね・・・」




「じゃ、違うアパートになるけど家賃は俺が払うから、そこで一緒に暮らそうよ。それなら小遣いもそんなに減らないしさ。それにPimの事なんだから少しは我慢して欲しい」




少しきつめの口調で話す。




「うん、それなら文句言わない。それと親にも毎月5000〜10000バーツ送ってるの」




「それは新しく働いた給料から何とかしてよ。親に仕事変えたから仕送りが5000バーツ固定になるって言って欲しい」




「そだね、ワガママ言ってられないよね?」




「うん、クスリ辞めるってのはそんだけリスクがあるんだよ・・・」




「うん、ヒロ・・・本気で考えてくれてるんだね。今、本当にわかったよ」




「うん(*^_^*)」




「次の給料日いつ?」




「月末だよ」




「そっか。俺はもうPimには店に行かせたく無い。クスリ友達もいるだろうしね」




「でも13000バーツだよ?指名やドリンクバック入れたら16000は超えると思う」




「んだね。でも店に行ったら気が変わるかも知れないしな。俺が保障しようか?」




「・・・んーん。いいよ。私の事なんだから私がしっかりしなきゃ・・・」




「んだね・・・」




Pimがここで怯んでるようじゃクスリなんか辞める事は出来ない。




「わかった。もう店には行かない。今月の給料も捨てる。取りに行かない」



「じゃあさ、月末まで一週間でしょ?今生理休みだし、チーママに電話して親が病気で田舎に帰る事にしたら?んで、月末の翌日に店に行って昼間にお金をもらう。んでそのまま退職ってのは?」




「ん、いーの。そんな事考えたら覚悟が足りないよね?もう私は店には行かないよ」




言った自分が恥ずかしくなった。




「わかった。じゃ、そこのビーチで少し休もう」




1脚150バーツのパラソルとデッキチェアを陣取る。そしてコーラとビアシンを注文。海を眺めながら一服する。




海岸ではジェットスキーやパラセーリング、バナナボートなんかで賑わっている。そんな風景を眺めながら潮風と波の音で心が癒される様な気がする。




「じゃ、帰ったら新しいアパート探そうよ」




「うん、そうだね・・・」




歯切れが悪いPim。顔色も悪い。




「どしたの?」




「うん、体調悪い・・・ダルいの・・」




クスリを摂取しない副作用か。これはどうしようも無い。




「ヒロ、手を繋いで・・・私を守って・・」




「うん」




Pimの手を繋ぎ、そっと見守る。相当苦しそうだ。まだ3時過ぎだと言うのに、もう禁断症状が出ている。俺はクスリを飲ませないように見張る事と、気を紛らわせてあげる事しか出来ない。




暑さなのか症状なのか、Pimは汗びっしょり。コーラが無くなり、水を新たに注文して飲ませる。




「ね、ヒロ・・・今日は帰りたく無い・・ここでヒロとの想い出が欲しいの・・・」




嬉しい申し出だが、まずは休ませる部屋の確保が最優先だ。





「歩ける?」




「うん、なんとか」




会計を済ましてビーチ沿いのホテルを探す。ホテルは幸い沢山ある。一番近いホテルにチェックインする。一泊1人2500バーツの部屋だ。




部屋に通され、ベッドにPimを寝かせる。暫くするとPimは寝てしまった。その内に水や食料を買い出しに出掛ける。




部屋に戻り、俺もウトウトとソファで寝てしまった。起きたら夜7時を過ぎていた。




慌ててPimの様子を伺う。意識はあるが汗だくでかなり辛そうだ。




「ヒロ・・・一緒に居て・・・私の側にいて・・・」




「う、うん」




「苦しい・・辛いよ・・・」




Pimはいつの間にかパンティだけになっていた。相当暑がったのだろう。俺もズボンと靴下を脱いでベッドに入る。




Pimは俺が隣に来ると抱きついて来る。Pimを抱きしめながら頭や顔を撫でる。




「ヒロ・・ヒロ・・ずっと側にいて・・・離れないで・・」




息を荒げながら苦しそうに俺にしがみつくPim。大きな胸が俺の身体に触れる。




「夜にクスリ飲まないの初めて?」




コクリと頷くPim。かなりキツそうだ。汗でシーツはビッショリ。その上にバスタオルを敷く。




そして俺とPimの長い夜が始まった。




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