妄想日記「2hour Love タニヤレディの憂鬱」を読みたい方はこちらから
http://sevensthai.doorblog.jp/archives/47074930.html

妄想日記「2hour Love ビーチウォーズ」
を読みたい方はこちらから
http://sevensthai.doorblog.jp/archives/47300878.html

妄想の設定を知りたい方はこちらから
http://sevensthai.doorblog.jp/archives/47134167.html



「あとさ、折角買った服だから小物類も買おうよ」




「小物類?」




「うん、服に似合いそうなピアスとかバッグとかさ」




「今から?」




「いや、バンコクに戻ってからPINK PVSSYへ行こうよ。あそこは安くて可愛い小物沢山あるし」




「そうだね、あの店って入った事無いけどキラキラしたやつ一杯売ってる。チャッピーの子達も利用してるみたい」




「はは、そうだねww少し派手めな若い子が多いよね。ターミナル21が近いから、そこに行こう」




「うん(*^_^*)」




言った後にKeawに色んな女の子と良く行くの?とか言われかねない、と思ってハッとする。




「Pimさんと良く行く店なんだね・・」




「ハハ、まぁね・・・」




実際には、Pimと行った事は無いけど。Pimは嫌なものは嫌だと、はっきり言うし、服もアクセサリーも自分が良ければ直ぐに買うから「似合う?」とか聞かれた事は無かった。




ある意味、Keawとの買い物は新鮮だった。




「そろそろ出ようか」




「そだね」




会計を済ましてビーチロードに出る。




「ね、ケンさん、浜辺を歩きたい」




「オッケ、荷物は俺が持つから貸して」




路上から階段を降りて砂浜に出る。日没直前の暗がりと水平線に消えかかる太陽、そして涼しげな海風が自然と雰囲気を盛り上げる。




「ケンさん、足だけ海に浸かりたい」




「いいけど転ばないようにね」




子供のように水際に足を浸けてバシャバシャしながら歩くKeawは本当に楽しそうだ。




水の抵抗に足をもたつかせる姿は、ぎこちなく転ぶんじゃ無いかと、子を案じる親のような気持ちでKeawの腕をそっと掴む。




キャッキャ言いながらKeawは腕から俺の手を振りほどき、改めて手を繋いで歩行のバランスを取る。




わざとやっているのか、それとも無意識なのか、胸がドキドキしてくる。




「ケンさん、気持ちいいねー、最高!」




「子供みたいだな。Keawちゃんはww」




「子供じゃないよwwあと、ちゃんは要らない。名前で呼んで・・・」




「う、うん」




「キャッ!!!」




「あぁ!」




Keawがつまずいて俺に体重を掛け、俺も一緒にぶっ倒れた。思わず俺が下になるよう倒れながら体制を変える。




荷物は幸い浜辺側に落ちて濡れる事は無かった。俺はKeawの下になり、背中から足に向けて水打ち際でびしょ濡れ。




Keaw自身は濡れずに済んだものの、スカートの両端は俺の身体からはみ出て波にさらされていた。




「ご、ごめんなさい・・・」




「怪我は無い?」




「うん、大丈夫だよ?ケンさんは?」




「俺は何とも無い」




「よかった・・・」




「・・・・」




Keawが俺の上から起き上がろうとしない。彼女の大きな胸が俺の胸に密着し、かすかに鼓動を感じる。彼女の顔を見る。




やばい・・・目が本気だ・・・・




Keawは両腕で砂浜を押さえて上半身を浮かせる。そして俺の目を見つめ、少しだけ顔を傾ける。目をゆっくりと閉じながら唇を近づけてきた。




やばい、長介の娘だぞ・・・しかもPimに知られるわけにもいかん・・・




いや、据え膳食わねば男の恥だろ・・・




そんな葛藤が、ほんの一瞬の間で何度も頭の中を駆け巡った。






★掲示板をリニューアルし、Love Thai総合掲示板(通称ラブ・タイ)として生まれ変わりました。

Love Thai総合掲示板

↓ 投稿の励みになります。ポチッと1日1クリックお願いします!


キングオブタイナイト




タイナイトブロガー