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「俺は行かない」



「え・・・」



「休むって言ったじゃん」



「でもママさんが・・・」



「ママは関係無いでしょ」



「はい」



「早く会いたいって言ったから俺は無理してハノイまで来たんだ。何でそれでお店に行くの?お店に来させたいからワザワザ日本から呼んだの?」



今までのイライラが一気に吹き出る。



「愛してるなんて言ってくれたけど、全然そうは思えない」



「そんなこと無い・・・愛してます」



「じゃ、何でお店に行くの?」



「他のお客さんも一緒に店に来るから、私も・・」



要するに客との同伴は彼女のためになるから恋人なら店に行っても当然だと言いたいらしい。



確かに彼女の言うことも一理ある。店に行くことも彼女の実入りになるのだから、恋人なら当たり前かも知れない。



ただ、俺はまだ恋人になったとは露ほどにも思えない。そんな素振りすら無いのだから。



俺の剣幕に少し怯える表情を見せるY。少し興奮しすぎたか。



このレストランの隣はYの店。ここまで来たからまぁいっかと仏心が顔を出す。



「わかった、隣だし行くよ」



「ありがとう」



無理やり機嫌を直す。彼女を信用して来たのに初日でそれを否定したく無い気持ちと、バンコクとは違い、ここで彼女とオサラバしたら他にする事が無くなるのも嫌だった。



「俺はYを信じるよ(^_^)さっきはゴメン、興奮しちゃって・・」



無理やり納得してこんな言葉をかける。




「はい、大丈夫です。で、何時頃店に行きますか?」



「もう食事も終えたし今から行こうか」



「はい」



会計を済ませ、隣のカラオケに入る。まだ7時過ぎとあって客はいなかった。



チーママに2Fに通され、焼酎を頼む。



直ぐにカラオケを勧めるY。



「カラオケは歌いたく無い。もっと話ししようよ」



「私はカラオケの練習がしたいから」



そう言って何曲か歌い出す。会話はほとんど無いが手は握っている。



入って30分ほど経ったくらいだろうか。



「今日は疲れたから9時でフィニッシュね。帰りは一緒にタクシーで帰って本屋に寄りたいの。法律の参考書を買いたい」



「買い物した後、君を家まで送って俺は1人でホテルに帰れって事?」



「はい」



「・・・・」



何だこいつ・・・



「もういいから帰ろう」



「え?まだ大丈夫だよ?」



「俺も疲れたみたい。帰って寝る事にする」



「わかった」



あっさり会計を告げに部屋を出る。ママが来て何でこんなに早く帰るのか聞いてくる。



「今日ハノイにきたばっかりだから疲れたんだよ」



そう言って誤魔化す。20歳の娘の前で冷静さを失うのは嫌なので出来るだけ平静を保つ。



カードで会計を済ませ、2人でタクシーに乗り込む。タクシーの運転手は昼間の彼だった。どうやら店でよく使うタクシーだったらしい。



そして本屋に着くとタクシーを待たせ、俺も一緒に付いてくるようにYは言った。



「もしかして本代も俺が払うの?」



コクリと頷くY。もう開いた口が塞がらない。



分厚い本を7冊選ぶY。一体幾らするんだ・・・



店のおばさんが電卓で俺に値段を見せる。



65万ドン。日本円で3250円。もう何も言う気が起こらない。さっさと帰りたい。



支払いを済ませ、彼女を家に送る。



1人ホテルに向かう。怒りがこみ上げる。車中からLINEで今日の文句をタラタラ書き出す俺。最後にGood bye を添えた。



「明日6時に待ってます! おやすみなさい!」



ホテルに着く頃、タクシーの彼がこう言った。



俺は爽やかに言う彼に明日は行かないよと伝える事が出来ず、OKOKと軽返事を述べるだけだった。



部屋に着くと丁度9時。過去最悪と言っても良いほどのこの旅。



ベットに寝転びながら今日の出来事を思い出す。明日から何をしようか考えるも、Hに見つかるリスクは負えないし、近場の観光は行き尽くした。



とにかく、やる事が見当たらない。



と同時にYからLINEが入る。謝りの言葉の連発。俺もかなりきつい言葉を書いた。



タクシーの彼は何も悪く無い。しかもYと縁を切ると、マジでやる事が無くなる。LINEを見ながらこう返事をする。



「わかったよ、明日は予定通りカットバ島に行こう」



もう結果を問わず、今回は全てYと過ごす。俺の事を見直して好きになってくれるかもしれないし、何もしないよりはいいだろう・・・



この考えは間違っている。でも、この時はこれが最善に思えた。



彼女には嫌味を込めてこう書いた。



「暇になったからこれから飲みに出る」



すると直ぐに返事が来る。



「OK」



この言葉でもう何処にも行く気にも無くなり、部屋でiPadにダウンロードした映画を見てそのまま寝た。



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