最近美容整体に通っています。顔のむくみだったり、便秘だったり、猫背の改善だったり。50過ぎると身体がガタガタになりますね。


一回40分の施術で7560円は、なんか高いような気もしますが身体のケアの為ですから仕方ないのかなー。


段々と自身のケアが大事になってくる今日この頃。いつまでタイで遊べるのだろうか。


初孫も七月に生まれる予定だし、なんだかジジイに向かって爆進してるようで寂しい限りです。



11話



相変わらず早めに起きるsevenとグーグーとイビキをかいて寝るI。カーテンを開けると今日も雨。Iを今起こすのは可哀想だと、タバコを吸ったりネットを見たりして時間を潰す。


Ipadでパタヤからチェンマイ行きの飛行機を探す。帰りはチェンマイからドンムアン行き。パタヤ-チェンマイ間はエアアジア。チェンマイ-ドンムアンはベトジェット便。時間と価格で候補を選ぶ。


大体の目処が立ったのでIにイタズラ攻撃を敢行。目を覚まさせた。だって彼女の本名聞かないとチケット取れないしね。


ひとしきり目覚めのイチャイチャをした後、エアチケットの予約のためにIDカードを見せろと要求するseven。ためらう事なくIDカードを俺に渡すI。


生年月日は1996年11月。


む・・マジで21歳だったのか・・


一緒にipadを眺めながらチケットを予約。帰りはバンコクで二泊する事も言ってあったので、何事もなく予約を完了する。


パタヤのウタパオ空港7:25発、チェンマイ8:55着。チェンマイ14:10発、ドンムアン15:30着。チケット代は二人合わせて2万円程度なので問題なし。


あとはホテルの手配だ。初日はIの田舎に近い場所に取りたかったのでIに最寄りの街を確認する。


「一泊は実家、俺は実家近くのホテルで過ごす。もう一泊は二人でチェンマイに泊まる」


「え?本当?」


「うん、俺は近くのホテル居るから夕方実家に帰って、次の日の朝にホテルまで来てくれればいいよ」



抱きついてくるI。言ってることはわかっているのか心配になるが素ぶりからして理解したと思った。



実はその辺からお互いの認識違いが始まるのだが・・



「実家の街はなんてとこ?」


「ウタラディットだよ!」


「はい?何処だよww」


聞いた事ない街。agodaで調べるとちゃんと検索結果が出てくる。それなら問題ないって事で一泊900Bくらいで、口コミ評価の良さげな宿を予約。チェンマイは目の前が寺院と言う絶好のホテルを予約した。



さて、飯を食いに行こうと、着替えを終えて部屋を出る。


フロントに明日の早朝タクシーを手配する。


「ここからウタパオ空港に行きたいから5:40にタクシー呼べないか?」



メガネのフロントレディが怪訝そうな顔で答える。



「はい?ホテルでタクシー予約?」


「そうだけど・・・」


なんか「タクシー予約くらい自分でやれや!」みたいな雰囲気だ。確かに近くの路上でタクシー予約を受け付けてるおっさんが座っていたが。


「1400Bだけど、良いですか?」


た、高っ!


多分手配の手数料なんかも含まれるのだろう。だからメガネはそんな感じだったのか・・


「全然?問題ないですよ?」


実際、アチャーって感じだったのだが、Iの前でみみっちい事言いたくなかった気持ちが勝る。


現金を払うとバウチャーを発行してくれ、それを財布に仕舞う。内心、超複雑なのだが紳士はそれを顔には出してはいけない。


ソイ6入り口のレストランで食事をしながら、これからの行動を打ち合わせる。


「旅行で使う大きめのバッグはある?」


「アディダスのこのくらいの大きさのならあるよ」


手を広げ、サイズを教えてくれる。


「出かける前にヘアサロン行ったら?金は俺が出すからさ」


「うん」


おっ・・乗ってきた。だけど、カラーリングとパーマしろとはまだ言えない。そこはタイミングを計って言うしかないか。




手を繋いで歩いてセンタンに向かう。そこでスニーカー、パンツ、靴下、などを買う。買い物袋を持ってセンタンを出るとIはこう話す。



「ソイ6戻ってバイクで行こうよ」


「え?バイク持ってるの?」


「友達(コケ達磨)のやつを借りる」


「わかった」



Iの働くbarの前に停めてあるバイクの後ろに乗せてもらう。



「何処行くの?」


「私のアパートだよ。荷物纏めなきゃ」


「あ、そうだね」


何気ない会話だが、タイレディのアパートに行くのは初めての経験。少しばかり緊張するseven。


3rdロード側にちょこまか曲がりながらアパート前に降りる。


建屋は古めだがオートロックで女専用アパートらしい。そこに入れとIが手招きする。


「俺入っていいの?」

「OK」


なんか不味い気もしたがIの後ろを歩いて階段を上る。Iとこけ達磨の部屋は3階の角部屋だった。


部屋は大きめのダブルベット一つとクローゼット。後は懐かしいブラウン管テレビ。部屋の広さは6畳くらいか。


そこら中に荷物や物が乱雑に置いてあり、正直汚い。インスタントラーメンのスープ入りの食べ残しなんかも放置だ。


「そこに座って」


ベッドを指差すI。クローゼットを漁り大きなアディダスのスポーツバッグを取り出す。


「これでいい?」


「うん、いいよ」


そう言うと、昨日と今日買った服やシャツなんかを詰めだす。暫く俺は部屋を見渡したり、ベランダに出て外の風景なんかを眺めていた。


「sevenいいよ。ヘアサロン行こう」


「うん、いつもIが行くとこなの?」


「そうだよ」


「わかった!」


アパートを出たIはバイクに乗らずに道路に出る。


「歩いて行くの?」


「ここだよ!」


「はい?」


彼女が指差す方を見るとアパートの向かいに小さなヘアサロンがあった。


近っwww


その店は見た目40歳前後のお母さんが一人で経営してるらしい。小さな子供が店の前で遊んでいる。


店の扉を開けるとIはお母さんに何やら話している。そして俺を見て「サワディカー」と和やかにワイして迎えてくれた。


俺は二人掛けのソファーに座るよう言われ、その通りに座る。


さて、どのタイミングでカラーリングとパーマを要求するか。そこが問題だな。などと考えて、前を見ると既に洗髪台で髪を洗ってる。


うわ、言いそびれた・・・


Iと美容院のオカミさんはタイ語でペチャペチャ話し、時々オカミさんが俺をチラ見する。


多分俺の事を話してるんだろう。そんなタイミングで言えるわけないわな・・・


髪を洗い終わるとカットすらせずにブローが始まる。ほんの30分弱で終了。


せめて髪だけでも切ればいいのに・・・


シャンプー、ブロー代の200Bを支払い、一旦ホテルに戻る事にしたのだった。


それにしても、髪洗うだけで200Bはローカル美容院にしては少し高いような気がしたが。そんなもんなのかな。