今日、仕事を抜け出して耳鼻科へ行きました。外耳炎だそうです。それにしても会社近くの耳鼻科へ初めて行ったのですが客が誰も居なくて焦りました。客のいない医者ってあるんですねぇ。


左耳が軽く痛むだけなのに、色んな検査をやって鼻の吸入器まで使って3300円の支払いでした。2年前に別の医者で中耳炎だった時なんか1000円くらいだったような。


まぁ、待ち時間カット分だと思えばなんて事ないですね。因みに今後、週二回の通院だそうです。


なんかその医者、信じられん。



16話



翌朝、相変わらずIは起きないので一人で広いベランダでタバコを吸いながら日光を浴びる。リクライニングチェアーとガラステーブル。日向ぼっこには持ってこいのシチュエーション。しかも、ベランダが15畳くらいあって部屋よりもかなりデカイ。


建屋の向かいの家はここのホテル経営者の本宅だと思われる。一階部分は喫茶店になっているようだ。家政婦らしきおばさんが洗濯物を干してて忙しそう。


昨日、出迎えてくれた野犬?みたいなデカイ犬達もそのおばさんの後を尻尾振りながら付いている。そう言えばムーガタからの帰りもこいつらに散々吠えられたよな。。。


そんな事を考えながら、マッタリとした時間を楽しむ。ベランダの右手は道路だが左手は森林。森からは動物なのか鳥なのかわからないが鳴き声が聞こえてくる。


この旅で一番リラックス出来た時間だったかも。



リラックスタイムも少し飽きたのでIが眠る布団に潜り込む。さて、お次は久々のMSTだ。(モーニングセクハラタイムの略。seven命名)


横向いて寝てるので背後から豊満な乳を揉みしだく。乳首なんかもクリクリ弄るとこちらに寝返りを打つ。こちらを向いた事をいいことに、同時にキスをお見舞いする。


Iは俺の悪戯に気付くと両腕を俺の首に回して唇から舌が伸びてくる。左足は抱き枕を抱くように俺の身体の上に巻き付く。お、久々なのか乗り気じゃん。


Iが完全に覚醒するまで愛撫を繰り返す。MS(モーニングセックスの略。 seven命名)は何年振りだろ・・・


そんな時だった。部屋のドアを激しくノックする音。



「サワディーカー!!サワディーカー!」



慌てて飛び起き、ドアを開ける。そこにはホテルのオカミさんが立っていた。俺を見て少し焦った様子だ。



「朝ご飯は10:00までなんだけど、食べますか?」



ふと部屋の時計を見る。もう10:00過ぎてるじゃん・・そういや、ここのホテルは朝食付きだったな・・


「えと、まだ食べれるなら食べますけど・・」


「じゃ、隣の喫茶店で用意しますので来てくださいね」


「あ、はい。少しだけ待ってください」



ドアを閉め、Iを見る。Iも目が覚めた様子で掛け布団に包まっていた。



「seven・・全裸だよ?」



うむ。わかっておるわい。突然の事で焦り過ぎたわ。オカミさんが焦った顔した時に、この状態である事に気付きはしたんだよ。しかし紳士たるものレディに動揺を見せてはならない。アタフタした方が逆に不自然というものだ。



「555 慌てちゃってそのまま出ちゃったよ」



555じゃねぇよ!こいつ、相当バカだな。みたいなIの視線が痛い。痛すぎる・・



すっかり微妙な雰囲気になり、互いに無言のまま着替えて隣の建屋に向かった。




喫茶店ではオカミさんの旦那さんと思われる30代後半くらいの青年が奥の厨房で料理をしているようだ。オカミさんはカウンターで俺たちとファランらしき老夫婦の食事を見守っていた。


朝食はカオパットクン、肉団子が入ったボールスープ、それとチョコレートケーキ、フルーツ盛り合わせとドリンクだ。朝から豪勢な食事で味もgood。


Iともすっかり打ち解けてアロイ、アロイと舌鼓。


部屋に戻って旅支度を済ませてチェックアウト。するとオカミさんからagodaから料金が支払われてないとクレームが来た。ネット画面を見させられると確かに予約はあるが赤でNo Pay(支払いしてない)との文字が。


理由は分からないが、支払ったからそこバウチャーが発行されるわけで意味不明。でも、かなりここのサービスに満足していた俺は現金で支払った。二重払いの可能性が高いが、まっいいか。



チェンマイ行きのボーコーソー(バスターミナル)までタクシーの手配をお願いすると、なんと旦那さんが車で送ってくれるそうだ。(旦那さんがそう言ったわけではなく、オカミさんの独断らしい)



なんつー最高のサービス。



ビバ!微笑みの国!アメージング、タイランド!!



気分良くバスターミナルに着いた俺たちはチェンマイ行きのバスチケットを購入。行きとは違う料金の約130B。



「なんで行きと帰りで料金が違うんだ?」


「さぁ、知らない」


多分知ってる筈だが説明が面倒くさいのだろうと勘ぐる。


お昼過ぎのバスに乗ってその理由がわかった。先ずはリクライニングシートではなく、二階建ての一般バスだ。勿論、添乗員みたいな人は居ないし、水もお菓子の支給も無かった。しかも席番も自由らしく、最後の方で乗り込んだ俺たちは離れ離れの位置になった。


乗り心地も行きほど良くないので寝るに眠れず、Iと手を繋ぐ事も敵わない。俺は仕方なくアイパッドにダウンロードしておいた映画を観る。


夕刻、チェンマイに到着。しつこく付いてきたトゥクトゥク親父に根負けした格好でホテルに向かうのだった。