パタヤ行きのバスを待ってるのですが、大きなぬいぐるみを抱えた日本人らしきおっさんを発見。多分、オキニへのお土産だと思う。自分もお土産持参してるのだが、側から見ると痛い感じ。お土産は人に悟られないよう気を付けようと思った。



あと、空港のバスターミナル横のフードコートだが、過去4回くらい利用してるが、一度も美味しいと思った事がない。Iもマイアロイと言ってる。


安くて美味しいと言う何かの記事を見たけどあれはどう言う意味なのだろう。



調理してる人が明らかに若いし、バイト?みたいな感じ。カオパットって、日本で言うチャーハン同様、ハズレが無いイメージなのだが、かなり不味いと思う。僕の味覚だけかも知れないけど。(あのフードコートを美味しいと感じてる方、すみません。あくまでも個人的主観です。)



19話



時間ギリギリまでIを寝かせていたので少しだけ元気を取り戻したようだ。急いで支度をしてタクシーに乗り込み、チェンマイの空港へ向かった。



空港ではベトジェットのカウンターで手続きを行い、フードコートで軽く食事。マクドナルドで焼肉プレートのようなメニューがあったので注文する。Iはガパオライスのようなメニューを注文した。



「辛いかな?」


「辛くないよ」



パクリ。ん?



「辛いよっ!」



おなじみのやりとりをする。吐き出すほどでは無かったけど口の中がヒリヒリする。



向かいの席に韓国人男性とタイ人女性のカップルが座る。韓国人男性はガタイが良くて筋骨隆々。ワンピースみたいな麦わら帽子なのが少し残念だ。


タイ人女性は噂通りのチェンマイ美人。真っ白な肌。そして可愛いし、スタイルも抜群。あの細さであの胸は凶器だ。歩いた時の揺れ具合が余りにも自然でシリコンを否定している。


なんかスゲー羨ましかった。ぶっちゃけ、胸だけならIも負けていないが、腹回りは完敗だ。俺自身も韓国人男性に身長、体型、若さ全てにおいて完敗なので仕方ない。


定刻に発着し、スワンナプーム国際空港に到着。そこで日本の友達と空港で合流した。彼はH君と言い、初めてのバンコクを共にした戦友だ。その後数回一緒にタイで遊んだ事がある。


到着時刻が10分程度の差だったのですんなりと合流。エアポートリンクにあるスーパーリッチで両替がてら電車でマッカサンまで移動した。


何気に初めてのエアポートリンクだ。マッカサンからMRTに乗り換えが少しだけ面倒だが、安いし早いのでこれからの移動手段として、候補に入れる事にする。


マッカサンからsevenとIはタクシーでソイ4のホテルへ向かう。H君は着いたばかりで張り切ってるのでBTSでソイ16のホテルへ行くそうだ。


夜からはブロガーのマレーの馬さんと共にH君、そしてIの四人で食事の約束がある。しかし、sevenにはその前にどうしてもやりたい事があった。



ホテルにチェックインして荷物だけ部屋に置くと外に出る。Iには友達との夕食の前に買い物をするとだけ伝えていた。


ホテル前でタクシーを捕まえ、MBKを目指す。


MBKと言う名前で皆さんも感づいたと思う。そう、Iのスマホを買おうと企んでいたのだ。ネットで調べるとIご所望のサムスンはiphoneと比べて安い。


流石に初めて出会った子に新品を買うほど馬鹿野郎では無いので、そこそこの性能がある中古に目星を付けていた。


MBKに着くと、直ぐにでもスマホコーナーがある4Fに行きたかったが、サプライズ感を出すためにのんびりと各階を眺めながらエスカレーターで上がっていく。



そして4Fに着くと目当てのサムスンを探す。サムスンA7という奴だ。seven調べでは新しい割に中古価格が安い。


十数軒探すも中々見当たらない。すると日本語で声かけてきた兄さんについ足が止まる。



「コンニチワ、アリガトゴザマス、ヤスイヨー」



変な言い回しに思わず顔が綻ぶ。



「ね、サムスンA7は無いの?」


「有るけど新品だよ?」


「ある新品売ってるの?」


「この店じゃ売ってない。売ってるのは新品扱ってる店だけ」



どうやらA7と言うやつはまだ新品販売の現役らしい。



「そっか、困ったな・・・」



A7以外の候補を全く考えてなかった。



「これなんか綺麗だし、写真も機能も凄いよ!傷一つない美品。箱も充電器も付いてる」



なんかゴールド色のスマホをショーケースから取り出しアピってくる。サムスンなのはわかるが、使った事ないのでどんだけ凄いのか全くわからん。



「これのなんてやつ?」


「これはサムスンA8」


「はい?」


何故A7が新品でA8の中古を売ってるんだww


スマホ屋の兄さんの説明も難しいのでタイ語でIに話すように頼む。そこからIに向けてA8の凄さ?みたいな説明をIに始めた。



「どう?これいいやつなのか?」


「うん、いいね」


「じゃ、これでいいか?」


「???」


「Iに買うんだよww」


「!?」


一瞬の間の後、言葉も無く飛びついてくるI。スマホ屋の兄さん達の目の前で俺のほっぺにキスしまくるI。相当嬉しかったのだろう。Iは俺に抱きついたまま顔を擦り付けたままだ。



あ、そう言えば値段聞いてないや。。。



「こ、これいくらなの?」



A7よりも新しいA8の値段を聞く前に買ってやると言った手前、もう後には引けない。



「6000B!」


「買った!!」



即答だった。覚悟してた予算より1万安いよww



その後ディスカウント交渉で何とかフィルムを無料で付ける事で交渉成立した。



安い中古スマホでここまで喜ぶIが可愛くて堪らんかった。ま、割れたiphone4よりは全然良いんだけどね。



スマホのセッティングを終え、同じフロアでスマホケースも買って二人はMBKを後にしたのだった。



ちなみに後からわかったんだけど、A8ってのは2016年発売なので別段新しいわけで無かった。