サッカーのワールドカップが始まりましたね。タイ人の男性も夢中になってる事でしょうし、バービアのTVなんかを見ながら飲んでる人も多そうです。



次回の訪泰は7/12-16なので三位決定戦と決勝の日程と重なります。日本代表が出ていれば燃えるんですが、相当厳しいと言わざるを得ないでしょう。でも、頑張って欲しいですね。



話は変わりますがIとは毎日連絡取ってます。最近は朝起きたらメールしてね。とか、もう寝た?とか可愛いメールをしてくるようになりました。



話が続かないのでビデオコールもほとんど無いですし、いい感じです。7月訪泰した時はどこ行きたい?と聞いたらラン島へ泳ぎに行きたいとの事。一泊で計画を立てる事にしました。



ただ、いつもの如く出張と偽って行くので肌が焼けると相当ヤバイ。どうしようかなーと。ま、でも楽しみです。



26話



ふて寝する事十数分。Iはスマホを閉じて俺の肩に手を置いた。俺はイジケテいるので反応しない。



「seven・・疲れてるんでしょ?寝れないの?どこか悪いの?」



そんな優しい言葉に直ぐに反応してしまう俺。



「うん、明日帰るでしょ?俺は寂しくて・・」


「私も・・・」


「本当??だってずっとユーチューブ見てたよ?」


「sevenが疲れたって言ったでしょ?だからそっとしておいたの」



疲れただろ?とは言ったが俺が疲れたとは言っていない。でも、彼女はそう解釈したみたいだった。



うわ・・・言葉の解釈違いかよ・・



放置ではなく、Iなりのsevenへの気遣いだったようだ。



一気に自分の行動が惨めになる。何俺は勝手な想像を・・・



もっとストレートに話すべきだった。言葉の解釈違いはIだけに始まったことでは無い。その度に心がジェットコースターのように上下して来た。今度もまたか。



「何でbarへ行きたかったの?」



寂しくていじけたからだとは言えるはずもない。



「うん、寝付けなかった。Iはドラマ見てたから誘わなかっただけ」



なんか言い訳してる自分が嫌になる。



「それなら明日は早いから寝よう?」


「そだな、寝よう」



誤解がある程度解けたと言っても、流石にブンブンするまで心が回復した訳では無いので素直に寝ることに。



「俺の事わすれないで・・」


「うん、寂しい・・」



Iは涙を指で吹くマネをする。流石に泣いては全く無いがw



暫くキスをしてIを抱きしめる。安心したせいか直ぐに眠りに着く。





翌朝、スマホの目覚ましで起きる。Iは寝ていたが、俺が起こすと直ぐに目を開けた。流石に自覚していたらしい。



ホテル前の流しのタクシーを拾いコミコミ450Bで交渉。一緒に乗り込んで空港に向かう。



「・・・・」



手を握りあい、お互い無言のまま。俺はこの1週間の出来事を思い出し、Iとの別れを惜しむ。



Iもスマホを弄らず、何かを考えているようだ。一体何を思っているのだろう。楽しかったのか、辛かったのか、はたまた疲れたのか。



空港を降り、チケットカウンターで手続きを済ますと今度はパタヤ行きのバスターミナルまで移動。チケットを買って直ぐ横にあるフードコートで軽い食事。



俺はカオパットクン、Iはカオマンガイを食べる。今日はあまり会話が無い。俺はセンチメンタルになっている。Iも何かの理由がありそうだ。



「ここの料理不味いよなww」



俺は思っていた事を口に出す。



「うんww私もそう思ってたwww」



今日初めての笑顔。やっぱりIは笑顔が一番だ。



何となくお互いの心が晴れたような気がした。食事を終え、外のベンチでタバコを吸う。



「あ、これ。チップじゃ無いぞ?これは援助だ」



どっちも一緒なのだが、そう言ってチップを渡さなかった日数分の金を彼女に渡す。



「ありがとう!!」



Iはキタッ!と言った具合で俺に抱きつき、頬にキスをする。恐らくだが、今までで一番の笑顔。まさに破顔だ。



そして時間となり、俺はイミグレへ向かう。彼女は俺にバイバイをするとスマホを弄り出す。




そして最後まで俺に振り返る事は無かった。



もしかしたらチップが貰えるのだろうか。そんな事をIはタクシーで考えていたのかも知れない。



こうして久々の訪泰は終わりを迎えた。




終わり