昨日は職場の歓迎会、今日は旧友との定例飲み会と遊びに忙しいsevenです。これで可愛い彼女でもいたら最高なんでしょうけど、そうはうまくいかないのが世の中です。


 よく思うのですが、日本で若くて可愛い彼女が出来たとしても日本人的な感覚だとどうしても周囲の目を気にしてしまう。娘とのデートみたいに演じられれば良いですが、親子と恋人との違いって案外見てわかるものです。


 そう考えると、人目を気にしなくて良いタイはやっぱり天国だなー、と思います。普通におっさんが若い子連れてますからね。オーディエンス達も当たり前のようにしてくれますし。


 などと考えると来週の訪泰が楽しみで仕方ないです。



         §


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Iの実家周りの景色。こんな感じの田舎。何もない。



 Iの隣の家は何かの商売をしているような感じだが、いまいち何なのかわからない。洗濯物がやけに多く干してあるので洗濯屋かと思ったが、近隣に数軒しか家がない。洗濯工場と言った感じでもない。


 そんな家の軒先にある木製のテーブルに手料理が並び、それを囲む人々が居た。


 若い男女や年寄り達。家主家族と親戚達だと思われる。六、七人くらいだろうか。Iが声を掛けると一斉に俺を見つめてくる。ま、どこでも異国人が来ればこんな感じだろう。



「サワディーカップ」


 ワイをしながら彼らに挨拶をする。勿論、微笑みを忘れてはならない。彼らも同様に挨拶を笑顔で返してくれた。


「私の彼だよ」


 Iは俺をそう紹介した。その後色々話をしていたが、俺には何を言ってるのかさっぱりだ。言葉の中にイープンと言ってたので、日本人だとか年齢なんかも言ってたと思う。



「さ、飲みなよ!」


 首のよれたピンクのTシャツを着たおばさんがコップに氷を入れ、レオビールを注いでくれた。そのおばさんがノーブラだった事はどうでもいい。


「ありがとう」


 そう言ってビールを一口飲んでテーブルに置く。外人が珍しいんだと思う。皆んなが俺に話しかけてくる。タイ語の質問はIが応対し、カタコト英語で訪ねてくる若者達には俺が英語で対応した。


 レアルマドリッドのユニを着た若者が俺に話しかける。


「サッカーは好きか?」

「好きだよ」

「これわかる?」


 彼は自分の着ているユニを指す。


「知ってるよ。レアルだろ?」

「そうそう」


 すると、その青年の横でロン毛を後ろに縛ったヒゲ面のにーちゃんが口を挟む。


「札幌ってチームのチャナティップって選手を知ってるか?」

「勿論知ってるぞ!今、チームで大活躍じゃないか」

「うん、俺も応援してるんだよ」


 ロン毛にーちゃんがグラスを俺に向けてくる。俺もビールの入ったグラスを持ち、チャリン。と乾杯する。


 二十代半ばだろう青年達とは直ぐに仲良くなれた。俺に気を使って色々話しかけてくれたおかげだ。隣で黙って俺の会話を聞いているおばさん。何話してるかわからないだろうけど、楽しそうにしている。


「seven!来たよ!」


 若者達と夢中になってコミニュケーションしていた俺はIの言葉を聞いてそちらを見た。すると写真で何度か見たことがある二歳くらいの幼女。


「おお、写真の子か?」

「うん。うちの姉さんの子供」


 タイ人の世界特有で、仲良い姉貴分も姉妹と呼ぶ。そんな人の娘らしい。


「サワディーカーップ!」


 幼女向けに少し戯けた感じで挨拶をしたが、知らないオヤジに少しビビってる感じだ。


「ほら!挨拶しなさい!」


 母親らしき人が幼女に話しかける。母親の腰の後ろに隠れるようにして俺を伺う幼女。子供はやっぱり可愛いよね。


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マジで可愛い子だよね。




「seven、お土産」

「あ、そうだったな」


 俺はリュックから彼女へのお土産を取り出して直接渡してあげる。母親が何?って感じだったのでジェスチャーを交えて説明した。


「ドラミちゃんのお絵かきセットとキティちゃんのお化粧セットだよ」


 ま、現物見せながら説明したから理解したと思う。現金なもので、お土産を渡すとその親子は直ぐにどこかに消えてしまったw


 暫くしてIのお袋も合流し、薄暗くなるまで庭先での宴会を楽しんだのだった。