まずは見た目麗しいMちゃんへ友達申請。すると秒速で承認された。どうやらスマホ常駐してると思われる。

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か、可愛すぎる。


そしてすぐ様MちゃんからLINEが届く。


M「Hi」
S「Hello」


さて、どんな話しようかな‥


M「Do you want sex now?」


って、いきなりかよっww まぁ、落ち着け、俺。


(ここから日本語訳で)

S「あのさ、僕は恋人が欲しいんだけどな」
M「OK。1回150万ドン(約7500円)だけど?」


ん?Mちゃん、意味わかってんのかな。


S「えと、先ずは会って話するとか食事するとかは?」
M「OK。今から貴方の部屋へ行くから住所教えて」


んー。ま、いいか。


アパートの住所を伝えると、彼女は30分後に来ると言う。


そりゃ、セックスもしたい。でももっと欲しいのは愛とか癒しなんだよな。果たしてMちゃんはどんな子なのだろう。


あの可愛さだし、恋人とか居るんだろうなー。でも真心込めて接すればこちらになびく可能性だってあるだろ?


みたいな妄想を経て約束の時間が来る。


セキュリティから連絡が入り、Mちゃんをアパートへ入れる許可を出す。暫くすると部屋の扉をノックする音。


Mちゃんキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━!!!!!


S「どうぞー!」


扉を勢いよく開ける。


M「ハーイ!」
S「あ。‥どうぞ‥」



そこに居たのは見たことのないヨレヨレのおばさんだった。


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これはイメージ写真。もう少し若いと思うがその時の衝撃はこんな感じだった。



い、今すぐ死にたい‥



震えながらM婆(Mちゃんから格下げ)をソファへ案内する。M婆はソファに座るとバッグをテーブルに置いた。


M「……」
S「……」


恐ろしい程の静寂。頭が真っ白な俺は何をしていいのかわからない。すると辺りをチラ見しながらM婆は指を寝室へ向けた。



M「……する?」



お前、殺すぞ!!



と、言いたいがそんな事は言えず。



S「あ、あの。あー、ゆー、すぴーく、イングリッシュ?」


M婆は俺の言葉を無視してスマホの翻訳ソフトで言葉を俺に見せる。


M「セックスをしなくても料金は払う」
S「……は、はい」


まぁ、それは仕方ない気がする。


M「私と貴方のフィーリングが良ければ、次回来る時は料金は発生しない」
S「は、はぁ……」


Mさん、ちょっと待って。


M「貴方はハンサムです。だから私は惚れる。しかし、今日は料金を払う」



だからちょっと待てやっ!!なに付き合う前提になってんだよ!



S「私は貴女と話がしたかっただけ。私はセックスは恋人としかしない。だから料金は半額で良いですか?」



こちらも翻訳ソフトを使ってM婆に見せる。無言のやり取りだ。



M「ダメです。貴方は全部払う必要があります」



で、ですよねー。こちらのガードの甘さですわ😭



M「……する?」



しねぇよっ!


後はスマホ翻訳でくだらない言葉を交わし、M婆に金を渡した。


M「また連絡する」


そう言い残してM婆は部屋を出た。その間約25分。まさに地獄。俺は速攻で奴をブロックした。


そして気が付いたらテーブルの上に置いてあった日本茶葉が入れ物ごと消えていた。