Seven's Thai

40半ばにしてタイに目覚める。擬似恋愛に憧れるが未だ擬似恋愛した事がないオッサンの哀歌。

ビバ!ベトナム!!ツンデレのH編

Profile:[ seven ]
①結婚していても恋したい
②離れていても愛されたい
③色んな女性と遊びたい
そんなオバカな夢を追い続けるオッサンのThai旅行記。
果たして願いは叶うのか・・・

ビバ! ベトナム1

ここはThaiのブログですが、ベトっ子Hとの関係が続いています。直近の出来事はお知らせした通りです。


彼女と今後も付き合う事に決め、少し冷静になってみるとこの一年と一ヶ月、それなりに色々な思い出があったなぁと。


思い出せば昨年の10月、赴任先のベトナムのカラオケ店でHと知り合いました。自分には行きつけの店と遊ぶ子もあったのですが、他の駐在員仲間の彼女がいる店だという事で偶然連れて行かれたのがHのいる店でした。


初めてその店に来た客という事でタニヤのカラオケ店のように女の子が通された個室にズラリと並びます。


ベトナムのカラオケ屋はタニヤの子ほどアピールは無くて、自分の顔を直視するわけでも、微笑んだり手を振ったりという事も無く、ただ部屋の一点を見つめ、少し緊張気味の表情で並んでいる場合がほとんどです。


それだけタニヤの子達より生活に必死というわけでは無く、また客が付いても身体を売らない分、実入りに大きな変化は無いからでしょう。生活の背景からくる必死さのようなものはあまり感じません。


また、女の子の半分以上が現役大学生と言うのもあるのでしょう。自身の学業と学生生活の為のアルバイトという感覚が強いのだと思います。


残りの半分はセミプロ、また、一部の子は完全なプロとしても存在しています。セミプロの子は昼間は会社や商店などで働き、収入を補う為に働く子達です。


年齢も20歳くらいから25歳くらいの子達が多いです。sevenも当時遊んでいた子にポッチャリ型のMちゃんという子がいましたが、その子は昼間は日系の成形メーカーに勤めるセミプロでした。


一部の子は完全なるプロです。カラオケ屋の収入だけで暮らしています。年齢的には22歳くらいから30歳過ぎくらいの子までいます。


勿論、容姿は他の子を圧倒していて妖艶な微笑み、セクシーなドレスと見事なボディライン、接客は学生バイト達とは一線を隔ています。


プロの子達は沢山の客が付いています。その指名料が歩合制で、その指名の多さで生活をしている子達です。


流石にそういう子達は建前上、彼氏はいませんが、ほぼ内緒で彼氏が存在します。その辺は世界共通、当たり前でしょうか。


収入の基準は基本給と歩合と言う、簡単な構造です。また、入店時にはママと契約書を交わし、就労期間や欠勤時のペナルティ等の様々な内容で契約する為、案外制約は厳しくてThaiとは少し違うようです。


基本給は大体一ヶ月100$くらいです。1ヶ月丸々お客が付かなくても保障される金額です。ハノイでの高卒ワーカーの基本給の80%くらいでしょうか。


労働時間の基本は夜7時から11時の4時間。休日は基本的には無く、休む時はママの許可を取って休みます。時給換算だと、1$以下日本円で100円くらいでしょうか。


そして許可なしの休み、即ち無断欠勤や当日の急な欠勤はペナルティの対象とされ、一回につき10$程度のお金が給料から差し引かれます。


また、契約期間内に仕事を辞める場合は店によって違いますがかなりの額の違約金が発生しますので、一般的な子達は1度契約すると契約期間内はその契約に縛られ続ける事になります。


歩合制という事で、平均的な話だと思ってください。まず、指名が入ると一回につき約5$が彼女達の懐に入ります。


そして指名が重なった場合は指名されていない子達にヘルプを頼むか、客を自分が戻るまで一人で待たせるかを判断しなければなりません。


ヘルプを頼んだ場合、頼んだ側がヘルプ代として一定の金額を自分の指名料の中から差し引きされます。店によってシステムは違いますが2$くらいでしょうか。


ですからヘルプした側は一回約2$の収入増が見込まれます。頼んだ側は金額は減りますがその分指名が多いので実入りは確実に増加します。


そして指名の数が1ヶ月において、五回単位等で一回の指名に対する実入りが増加します。例えば五回以下は一回5$、10回は7$、15回は9$といったふうです。


平均的な収入については一般的な子は大体200$前後、後は客の指名の量で増えます。店のトップクラスで800$近くになります。


800$と言えばハノイでは日系企業の大卒の課長クラスでしょうか。Hは大体250$くらいですね。ちなみにHが通う四年制の外語大学は半期で600$だそうです。




さて、話はHと初めて出会った時に遡りたいのですが続きは次回で。


ビバ!ベトナム2

さて、Hの日本招聘に向けて色々と計画をしています。来るからには楽しませたいけどお金を湯水のようには使いたく無い。


効果的に節約しながら楽しめないものかと色々考えるわけです。服買うならユニクロやシマムラかなぁとか、移動は車の方が安いかなーとか。ま、楽しいです。



つづき



初めて来た店。駐在員仲間にはサッといつも指名している子達が横に座ります。仲間のター(仮名)にはチーママが座ります。


いかにも百戦錬磨で長い間プロとしてやってきた感があり、見事なプロポーションです。年の頃は見た目で30歳過ぎくらいでしょうか。真っ赤な下地に金の刺繍が入ったアオザイ纏っていました。


そしてもう一人の仲間のモー(仮名)には高校生か!と思えるような童顔のYが座ります。こちらもスレンダーな子で黒髪ロングが似合う八重歯がキュートな女の子。真っ白なアオザイが映えています。


そしてsevenの前に8人くらいの女の子達が様々な色や柄のアオザイを着て並んでいます。目線はこちらをチラ見した後は壁に向けて真っ直ぐな視線です。


早く選んでよ・・・


女の子達の気持ちがそんな風に思える感覚です。左側の女の子から顔とスタイルを順番に見ます。


ほとんどが若い、恐らく大学生の子達。今までの経験では、大学生達はとても素直で一生懸命日本語を覚えようとしたりして早くお客が付くように頑張ります。


その一方、あくまでアルバイト感覚なので、父親に近いような我々を恋人視するような子達はほぼ居ないと考えた方が良いでしょう。


プロを選べば甘い言葉と、さり気ないスキンシップで気持ちをグッと引き寄せられます。


しかし、そちらも自分の客をより多く付ける為のテクニックであり、落とせそうで落とせないジレンマを経験する事になります。



さて・・・誰にすっかな・・・



順番に見ていきますが、どれもこれも選べるような子は見つかりません。元々新たに店や女の子を開拓しようと思ってなかったってのもあるでしょう。


すると1番右側、最後の女の子を見ると何故かその子だけはsevenを見て微笑んでいます。肌が真っ白で真っ赤な口紅が異様に映えています。


生真面目顏で真っ直ぐ壁を見つめる他の子と違う雰囲気にあの子にしようと指を差します。


「あの1番右の子ね!」


すると、その子は自分ですか?と言うようなフリで自分を指差して目線で聞いてきます。


「そうそう、君ね!」


それを確認した他の子達は一斉に


「ありがとうございました!」


と拙い日本語で声を揃えてお辞儀をして去っていきます。今まで来た店より少し教育されてるなーと感心しました。


指名した子が隣に座ります。


「こんばんわ!C(源氏名)です」


外人が日本語を話す特有なイントネーションで話しかけてきます。彼女は少しピンクがかったアオザイを纏っていました。


肌は透けるように白く、目は一重、スレンダーでピョコっと出た胸は少し不自然で良くあるパット入りブラのそれです。髪は後ろで縛られ、ダンゴにしていました。


顔はまずまずですが、余りに細いその肢体は興味をそそらず、声も少し低い声変わりしたばかりの少年のようで、こちらも残念な一面でした。


そんなCこと、H(実名)との出会いはこんな感じでした。当時は他の店にMがいて、マッサージ屋に努めるB、タイにはゴーゴー嬢のRがいたので、この時は一期一会の関係だと、割り切って飲んでいたのです。



つづく



ビバ!ベトナム3

隣に座ったC(源氏名、後のH)と会話を始めます。


S「何歳なの?」

C「21歳です」

S「え?大学生?」

C「はい、貴方のお名前は何ですか?」

S「sevenだよ」

C「よろしくお願いします!」


そして握手を求めてくるH。握手に応じるとそのまま手を握ってくる。そこまでの一連の動きはどの店でもほとんど同じで、店に教育された行動。


S「それにしても肌が白いねー」

C「もちろん!私は肌が白いし美人です」


何、この女・・・


なんか今まで会ったことが無いタイプと言うか、少し鼻っぱしらが高そうな、小生意気なな感じ。自分を自画自賛する女の子を初めて見た。


sevenは得意の下ネタを披露するが、流石にそういうネタはニコニコ笑うだけで食いついてこない。


話題を変えて仲間に付いた女の子の話をする。


S「あの赤いアオザイの人は胸が大きいね」


C「チーママはオバさんだから胸が大きいだけ。しかも肌が黒いでしょ。ベトナム人は肌が黒い人は美人じゃ無いよ」


C「私なんか細いし色も白いしね。あっちのYさんだって可愛くないでしょ?」


S「おい、声がでかいって・・・」


慌ててHを制する。何だこの子・・・


S「で、自分は可愛いって言うの?」


C「もちろん!」


S「・・・・」


そこからあたり障りの無い話を繰り出し、何度も他の子のブスさと自身の可愛さを聞かされる。


そして、Cとはお約束である再会の約束とラインのアドレスを交換。1時間半程で退店した。他の仲間はまだ飲み続けている。


他店のMから来てたラインの返事とタイのRからのラインの返信を打ちながらホテルに歩いて帰る。そして、さっきまで一緒だったCを思い出す。


あの、他の子達をブスと言い放つ言葉や自分を褒め讃えるナルシストぶり。


Cかぁ・・・ありえない・・・


それが彼女とのファーストコンタクトの印象。だから当時のブログにはこの出会いから暫くは彼女が登場する事はなかったのだ。


つづく



ビバ!ベトナム4

Cとは良い出会いでは無かったので、その時はもう会う事は無いだろうと思っていました。

そしてCの事はすっかり忘れ、当時増やしすぎた遊び相手を絞る事に注力するのでした。

Thaiのゴーゴー嬢のRからは金の無心と遠慮無い電話攻撃に完全に萎えていました。ただ、色々な思い出もあって無情に切る事も出来ず、悩みのタネでもありました。

そしてベトナム人のカラオケ嬢のMちゃん。物凄くsevenの事を好いてくれるものの、真面目過ぎる性格とポッチャリ過ぎる体型でイマイチ本気になれない。

性格はピカイチなんだけど、キスしかさせない身の固さと、処女を奪ってから先の責任が持てず、面倒臭くなる前に離れようと思ってました。

そしてマッサージ屋で働くBちゃん。こちらも可愛いし、遊ぶにはいい感じなんだけど、いかんせん時間が合わな過ぎる。

土日も働いてるし、仕事が終わるのが夜の11時過ぎなので会う暇がとてつもなく少ない。

最後にローカルカラオケのTちゃん。抜群なプロポーションと、エロリストぶりは最高なものの、オツムが弱い事とベトナム語オンリーでしかコミュ出来ないのが残念。

ベトナム語で愛してるなんて甘い言葉を何度も言ってくれるものの、目の前でワキ毛抜いたりされるとねぇ・・・

あと、彼女は身体を売る子なので少なからず会えばお金が必要なのも少しマイナスかな。


先ずはMちゃんに他に好きな子が出来たと伝え、引き離しにかかる。かなり抵抗されたけどキスしかしてないだけに冷たく接する事が出来た。

心のなかでは申し訳なさで一杯だったけど、これ以上弄ぶのは真面目な彼女には失礼だと思った事もある。

結局連絡が完全に途絶えるまで2ヶ月くらいかかった。何度無視しても、冷たい言葉をかけてもそれでも連絡してくるMちゃん。本当にごめん。


次にBちゃん。時間が合わないのでこちらから連絡を絶つ。こちらはキスしかしてないだけに案外簡単に自然消滅状態になった。

一緒にディスコ行ったり飲みに出たり、楽しい思い出もあったけど、こんだけ時間が合わないのはねぇ・・・

Tちゃんとはメール無視を繰り返す事で終了。ま、普通に客と嬢の関係か。



ちょうどそんな頃に再びCの元にひょっこり顔を出した。それは会いたいという気持ちでは無く、単に行く店が無かったから。知らない店は入りづらいしね。


Cは相変わらず失礼な発言とナルシストを繰り返すんだけど、こちらがキレる程では無い。


言葉とは裏腹に人懐っこく結構甘えてきたりしてツンデレぽい所が妙に新鮮だった。また、話すうちにあの失礼な言動には悪気は無いことと、その言動で他の子達や客から敬遠されていることがわかった。


要するに孤立状態なのだ。その店を利用している駐在仲間達からもCは性格悪いから止めとけと釘を刺されたり。


確かに言動はもうちょい何とかならんのかとは思うものの、裏表のない性格と実は物凄く甘えん坊なのがわかってくると変な可愛げが湧いてくる。


seven以外に固定客は居ないこと、自分だけが彼女の理解者だと思えてしまい、週に2回程度で通うようになった。


そして自然と週末には遊びに出掛けるようになった。初めて会って2ヶ月ほど経った頃には源氏名のCでは無く、本名のHと呼ぶようになった。それはH自らそう呼ぶようにsevenに頼んで来たのだった。


そして話は少し戻って昨年の11月、1ヶ月くらい連絡をしていなかったThaiのRとの事で衝撃的な出来事が勃発する。この衝撃的な出来事がsevenを一時的にThai恐怖症に陥し入れたのだった。


つづく


ビバ!ベトナム5

昨年の11月にRとの事で起こった出来事。丁度一年が過ぎ、そろそろ紹介してもいいかなと。この内容を見てくれれば書きたく無かった理由がわかってくれると思います。つうかわかって欲しい。






自分のFacebookに突然のコメント。それもベトナム人スタッフとの懇親会の写真をアップしたページにコメントがある。よく見るとRの妹分からだった。


妹「ねぇ・・・責任取らないわけ?」


妹「へーそうなんだー」


と日本語で意味深な発言。不吉に思ったsevenはRにラインで一月ぶりに連絡する。しかし出る気配が無い。


仕方なく、Facebookのチャットで書き込んだ本人にメールする。すると暫くして返事が来た。



S「何かあったの?」

妹「久しぶりー、元気?」

S「元気だけど何かあったの?」

妹「Rが妊娠してねー」

S「は?」

妹「どうするの?お父さん(^_^)」

S「何言ってんの?」

妹「だって生ませるんでしょ?パパ(^_^)」

S「だから、意味わからないよ」

S「Rは居る?居るなら代わってよ」

妹「隣に居るけど、代わりたくないって」

S「なんで?あと、なんでRに連絡つかないの?」

妹「お金無くてアイフォン売ったみたいよ」



妹の緊張感ない雰囲気でのこんな会話が不気味さを醸し出す。


S「で今何ヶ月なの?」

妹「5ヶ月だよ?」

S「はぁ??」


すると暫くして写真が送られてくる。そこには女性が服を捲ってお腹の大きい姿が写っていた。


胸から下の写真なので誰なのかはわからない。しかし、5ヶ月と言うよりも、7ヶ月くらいのでかさ。


自分が驚いたのは8月にRと会ってパタヤに旅行に出かけた2日間があったのだが、2日目に彼女は生理が来て少しだけホテルのベッドのシーツを汚したのだ。


その記憶があっただけに妹の言う言葉に信憑性が無い。と言うか、それ以降Rと会ってないのだから・・・


妹「産ませるよね?ね、パパ(^_^)」

S「パパは止めてよ。それよりRと話をしたい」

妹「代わりたくないって」

S「なんで?」

妹「わからない」


意味がわからない。


妹「で、どうするの?」

S「そんなのわからない、意味不明」

妹「責任取れないの?」

S「責任って、8月に会った時に生理来てたよ?」


それ以上の言葉は言えなかった。何故なら実はsevenは15年ほど前におたふく風邪を患い、高熱とソフトボール並みに腫れ上がった金玉でカミさんに連れられて医者に行ったのだ。


その際に先生から


「高熱で精子が死んでしまう可能性があるので、もしご自分で気になるようなら産婦人科で調べてもらってください。気にならないようでしたら行く必要はありません」


そう言われて、一緒に居た嫁が3人目が出来ないかもと大慌てで一月後に夫婦で産婦人科の門を叩いたのだった。


元々、3歳おきに3人作る計画だったのだ。その3人目が出来ないとなるのは夫婦にとって一大事なのだ。


その結果を知ってるだけに、今回の件はあり得ないと思った。


子供が作れない身体を人には言いたくないし、誰の子にせよ困ってるRに対して思いっきり否定して冷たく消えてく男にもなりたく無かった。


妹「ああ、あれはたまに妊娠中でも生理が来る時があるのよ」


どうしてもsevenの子だと言いたげ。もうこれ以上否定する言葉を言いたくない。Rがかわいそう。でも自分の子では無いからそこは認めさせたい。


妹「で、産ませていいんだよね?」


S「そんなわけには行かないよ。育てられ無いし、俺も面倒は見れない」


妹「じゃ病院だねー」


S「Rはなんて言ってるの?」


妹「お金無いからどうしようも無いって」


S「幾らいるの?」


妹「15000から20000かな。直ぐに欲しいんだけど」


即答だった。ハッキリ言ってあの写真も本人かわからないし、8月の生理、そして情けないけど自分の体の件、どう見ても大きすぎるお腹の写真。そしてRと連絡も話も出来ないこの状況。


でも本当に妊娠して苦しんでいるのかも知れない。もしそうなら藁をも掴む気持ちでいる事は想像できる。




どうしたらいいんだ・・・



S「少し考えさせて・・・」


妹「わかったよ💗パパ(^_^)」



そうして考える時間を与えられたsevenだった。



つづく

ビバ!ベトナム6

Rの妹分とのやり取りは仕事中だった為、帰りの車の中で色々と考えました。

数人のタイ仲間にも相談したり。最後は自分の判断で、Rにお金を送る事にしました。

彼女が本当に困ってるなら足しになるだろうし、妹分の策略だったり妊娠詐欺だとしても、これは手切金のつもりで渡そうと。


再びFacebookを開き、妹分にメール。


S「お金を振り込むから口座番号を教えて」


妹「いくら?」


S「20000Bだけどいいかな?」


妹「大丈夫だと思う」


暫くして口座番号が送られてきた。タイの友人に連絡を取り、立て替えて振り込んでもらう。


翌日の夜、こちらから連絡する。


S「入金されてた?」


妹「まだ確認してないから待っててね」


そして数時間後


妹「入ってたよー💗」


S「OK それで医者に行くように伝えてね」


妹「わかったよ、パパ(^_^)」


S「それ止めてくれない?笑えない」


妹「はい」


S「じゃあ明日にでも医者に行ってね」


妹「わかったよー、じゃ仕事行く支度するから」


そう言って、その日はひと段落。


翌日の夕方、妹分に連絡するも返事なし。さらに翌日も定期的に連絡する。何度も医者に行ってどうだっか?って言葉を送り続ける。ようやく返事が。


妹「病院行ってないよ?」


S「は?なんで?」


妹「あれだけで足りるわけ無いでしょ?」


S「え?何言ってんの?金額はそっちで言ったじゃん」


妹「あれじゃ足りないの、わかりますか?」


S「幾ら?」


妹「あと50000くらいかな」


この時点で返事を辞めた。怒りで手が震える。覚悟はしていたものの、今まで他人事だと思ってた事(詐欺じみた行為)を実際に自分が経験するとは。


そして妹分の連絡先ライン、Facebookを含めてブロックした。だけど、暫くはRとの連絡は電話もラインもブロックしなかった。


sevenのラインのIDは妹分が知ってるので本当に何か伝えたいなら、連絡してくるだろうと考えた。


そして一週間ほどして何も無いのでRの連絡先をブロックしたのだった。これで彼女とは終わりなのだ。




でも、こんな事、本当にRは考えたのだろうか・・・



妹分の勝手な行為なのかも・・・



お金はちゃんとRに届いているのか・・・



もしかしたらRは何も知らないとか?



今頃彼女達は何をやってるのだろうか。



時々そんな事を思い出す。まだほんの1年前の話なのに、随分昔の思い出のような気がした。



つづく



ビバ!ベトナム7

さて、Rとの顛末は話した通りです。今思えばあの時にもっと冷静だったら結果は違ったのかなー。ま、良い勉強でした。




話はHに戻ります。Rとのゴタゴタが起きた前後の話から再スタートです。



鼻っ柱の強いHの発言は相変わらずでしたが、態度はデレデレ。ずっとsevenにベッタリくっついてました。


当時はかなり他の子達や客からバッシングされてたはずなので、そんな中でも指名してくれるsevenに気を許したのかも知れません。


そしてそんな雰囲気の中、事件が起きます。とある日、いつもの時間に店に行くと、店の入り口の外で電話をしているHがいました。


顔は超がつくほど仏頂面で、何やら大声で誰かと話をしています。sevenは話し中のHに軽く手を挙げてやり過ごし、店に入りました。


何かあったのかな・・・


程なくして電話を終えたHが今まで見たことが無いような不機嫌顔でツカツカ歩いてきました。その顔は怒ってるような、落ち込んでるような、なんとも言えない顔。



S「おい、どうしたんだ?」


H「電動バイクをアパートで盗まれた」


S「え?」


H「だからお母さんにそれ言ったらめちゃくちゃ怒られた」


S「どうすんの?」


H「さぁ・・・」


S「まぁ当面、自転車だなwww」


Hがブチ切れる。


H「冗談違うよ!学校は歩いて行けるけど、この店には自転車じゃ遠くて来れない!」


店のロビーで他の子の前だと言うのにお構いなくまくし立てる。


S「ちょ・・・そんなに俺に怒るなよー」


ハッとしたのか


H「sevenさん、ごめんなさい。sevenさんは悪く無い。私が電動バイク盗まれてお母さんがすごく怒って・・・・」


泣きそうになるH。確かにさっきは声が漏れてくるほど大きな声の相手だったな。よほどお母さんも叱ったのだろう。


客待ちの他の店の子達も苦笑いしてる。


S「まぁ、まずは部屋に行こう」


そう言ってボーイに部屋番号を聞くと、Hの背中を押しながら階段を上って行く。


部屋でも一切喋ることなく仏頂面したまま。普通の客ならなんつー失礼な女だと、怒って帰ってしまっただろう。


S「そんな顔するなよー、警察には通報したのか?」


コクリと頷くH。


H「でもベトナムではバイクは見つからない」


S「そうか・・・」


H「私はもう店にはバイクで来れないし、実家にも帰れない・・・」


S「歩くのが遠いならタクシー使えば?実家だってバスとかあるだろー」


H「そういう問題じゃ無い・・・」


なんだよ、それ。意味わからん。


沈黙が続く。そしてまた誰かからHに電話が入る。Hは部屋にあるトイレに入り、何やら話し、10分くらいで戻ってきた。


S「もしかしてまたお母さんか?」


H「うん・・・お金無いから代わりの電動バイクは買えないって。それでまた叱られた・・」


S「そ、そうか・・・」


なんかめちゃくちゃ不憫だな・・・


いつものベッタリは無く、ずっと俯いたままのHを見るのが耐え難い気持ちになった。


ブログにも以前書きましたが、ここでミラクルsevenが降臨してしまうのです。まだキスすらしてない関係なのに。


つづく



ビバ!ベトナム8

ビザ取得、思ったより面倒臭いと言うか、なんと言うかやってられん。ビザ取得専門会社にお願いして、その指示に従う事になります。

その際、必要な書類関係(短期滞在の場合)ですが

1.相手のパスポートの写し
2.自分と家族全員の住民票の写し
3.所得証明の写し
4.納税証明書の写し
5.預金残高証明の写し
6.相手とのメールのやり取りの証拠10枚以上
7.相手との2ショット写真5枚以上
8.在職証明書の写し
9.招聘理由書等の二人の細かい情報


まず、家族の住民票を送るということは妻帯者という事がわかってしまいます。呼ぶ女性は若い子なのでそこが既にいやらしい。


メールの証拠はラインの会話をスクリーンショットで送るのですが、ラブな内容なのでこっぱずかしい。ハートやらキスやらベタベタのやつを送るはめに。


難問は僕の場合、今年の春まで海外に居たので所得証明が取れない。困ったので聞くと直近数ヶ月の給与明細書を送れとの事。


写真も人に見せる為に撮ったやつでは無いので恥ずかしいったらない。

在職証明書も今日会社で申請したのだが何に使うのかとか聞かれるし。


もう2度とこんな作業はしたく無いと誓うsevenでした。

しかし、難関はこれから。必要書類をベトナムのHへ送り、日本大使館でビザ申請をする必要があります。


そこで許可出てようやくビザ取得となります。ベトナムですから許可が早く出るか心配ですよ。来月末だと言うのに大丈夫なのか?



あと、話は変わりますがiPhoneのアプリでアップルミュージックってヤツを使いました。3ヶ月無料で、設定でその後の課金をカット出来る方法を知ったからです。

これ、かなり良いです。取り放題です。すっかり容量足りなくなりました。ダンスミュージックを中心に取りまくり。美味しいです。

ついでにBluetoothで自動的にカーステレオに繋げる方法も覚えてカーライフがかなり楽しくなりました。毎日ノリノリです。



さて、ビバ!ベトナム、話の続きです。




Hの電動バイク盗難の話を聞かされ、悶々と悩むseven。悩みは勿論、Hに新しいのを買ってやるかどうか。


過去、リンちゃんという子にiPhone5sを買って上げて結局一発だけやらせてもらってお別れと言う結末があっただけに、キスすらしてないHに投資するか真剣に迷う。


余談で、Hから随分後になって聞いたのですが、リンちゃんは実は結婚していたらしいです。恐るべし。



しかし、全く懲りないsevenの深層意識から悪魔の声が囁き出す。自意識の中で天使と悪魔の激しい闘いが始まる。



悪「ここで良いとこ見せたら男があがるぜ?」


天「良いとこって、買ってやるってこと?」


悪「当たり前だろ。金だってなんとかなるんだろ?」


天「まぁ、電動バイクって新車でも五万円くらいでしょ。なんとかは・・・なるな」


悪「バカか!電動なんてチンケな事言ってるから何時もイモ引くんだよお前は・・・」


天「は?どいうこと?」


悪「ガソリンのバイクをドーン!といったれよ!やるとなったら徹底的だ!」


天「つうか、いつの間にか買ってやる事前提になってるし・・・」


悪「どうせ奥底では買う方向でなびいてるんだろ?だったら相手の想像の更なる上行く、度肝抜く太っ腹を見せたらきっと大股開いて処女捧げます!ってせがんでくるぜ?マジで。」


天「マジっすか!四つん這いになってケツの穴も見せながら、バックバージンもついでに捧げます!ってヨダレをダラダラ垂らしながらおねだりしてくるってのか?すげえな・・・」



悪「そ、そこまでは言ってねぇ・・・」



決まると早かった。確かヤマハの新車が1200$で宣伝してたな・・・


翌日のお店で彼女に伝える。


S「な、可哀想だしバイク買ってやろうか?」


H「へ?」


S「このまま、店にもタクシーで往復じゃやってられんだろ」


最初はキョトンとしていたHだが、状況が掴めると暫く間を置いてこう切り出す。


H「私、次買うならホンダSHって決めてるの。それ以外は要らない!半端な奴なら乗らない方がいい。SH買ってくれるの?」



S「・・・・・」



ホンダSHと言えばガソリンバイク(一般人が乗るスクータータイプ)の最上級グレード。125ccと150ccがあり、125ccでも3000$以上はすると言う代物。



こっちが度肝抜かれたわ・・・



つづく

ビバ!ベトナム9

最近、TVCMで山下達郎の「高気圧ガール」が流れて懐かしいですね。

今日もTVの「モニタリング」を見ていると、カミさんが下の娘に弁当箱を台所の洗い場に早く出さないとかで激ギレしています。

触らぬ神に祟りなし、知らん顔でTVを見ていると、そんな山下達郎のCMが流れていました。懐かしいなーとか思いつつ、思わず



「高血圧ガ〜ァル♪」



なんて唄ってしまいました。勿論、すぐに地獄に落ちたのは言うまでもありません。



つづき



ホンダSHを買ってくれるのか?というHの質問に出た言葉。



S「SHってめちゃくちゃ高いよ。3000$なんか無理だし」


H「でもそれ以外なら乗らない。ね、中古でもいいの」


S「中古ったって幾らするんだよ」


H「わからない・・・」


S「俺だってわからないよ」


H「じゃインターネットで調べてみようよ」


S「あ、ぁぁ・・・」


こうしてその日はバイクの話はしなくなった。


以降、悩みは希望のSHを中古で幾らまで出してやるのか、それとも買うのを辞めるか。


恋人にもなってない間柄で、しかも買ってやるという約束をしないで済んだのは、ある意味Hと関係を断ち切るチャンスでもあった。


会社のベトナム人に中古を探してもらうもどれも高くて手が出ない。買うとしたらmax1500$までが限界。それだって大金だし、人が聞いたら馬鹿だと言うだろう。


ラインで中古は高くて安いのは見つからないとだけHに伝える日々。その間、悩みは買う買わないを考えるのと同時に、Hを切る、切らないの方向とリンクして考えるようになる。


買うなら、付き合う事を前提にHと接するし、買わないなら付き合いも絶つつもり。Hの自分に対する本心がわからないから決断も簡単には出ない。


そうして数日が過ぎ、その間はラインの連絡のみで店に行くことは無かった。その頃の悩みは当時ブログでも少し書いたと思う。実際はかなり悩んでいた。


普通の人なら迷わずHを切るだろう。そんな事は言われなくても解っていた。


でもプロでは無い一般の女子大生であること、歯に物を着せない言動が、逆に素人さをはっきりと感じさせること。


そして学校の事や友達、家族の事も何でも話し、甘えてくる姿が少なからずsevenに対して何らかの好意があるのは、はっきりとわかる。


その好意が客としてなのか、異性としてなのかは正直わからない。おっさんと女子大生、普通に考えれば客としての好意だと理解するのが普通なのだろう。



結局、出した答え。



ヤマハの新車を勧めてそれを断るならもう彼女とは縁を切ろう。それ以上は自分自身を傷付ける。ここが今回のおバカの限界ボーダーライン。


1500$は大金。もし買うことになったら、お互いの立場をはっきりさせて、付き合う事を前提に突き進むだけ。


そして終末に中古バイクショップが集まる「カオザイ」という街にデートを兼ねて下見に行く事を約束する。予算は1500$と伝えた。


SHの中古がその値段で買えない事を理解させ、ヤマハの新車を勧めようと思った。そして断るならそのままバイバイ。


そして土曜日の昼過ぎ、大きな不安と小さな期待、そして中くらいの後悔を感じながら待ち合わせの場所に向かうのだった。



つづく


ビバ!ベトナム10

Hはお気に入りの黄色のワンピースを着て待ち合わせ場所に立っていた。タクシーから顔だけ出してHを呼び込み、彼女にカオザイの街へ行くようタクシーの運転手に話をさせる。


10分ほどで目的地に到着。確かにバイク屋と言うか、路上バイク屋みたいな日本では見た事が無い景色。


大通りから入った路地には所狭しとバイクが並んでいる。路上だけに、それぞれの店の境界線はよくわからず、見た感じだと10台から20台くらいの間隔に人が立っていたり、椅子に座っていたりする。


彼らは勝手にバイク並べて売ってるように見える。商売の認可とかどうしてるんだろう、と日本人的な考えがふと頭をよぎる。


お目当はホンダSH。こう言った路地には高級車は置いていない。見た目に古めかしかったり、所々キズなんかも目立つ。


暫く路地を歩くと左手に無数のバイクが置いてあるスペースがあった。その広場の右手に2間(にけん)程の間口のガレージが5軒ほどズラッと並んでいて、バイクの整備なんかをする工場みたいになっている。


それぞれ店が違うらしく、ガレージの入り口の前に整然と沢山のバイクが並んでいた。バイクには値札のような物は何も無く、気に入ったバイクの値段を店の人に聞いて交渉する仕組みらしい。


Hは目ざとくその場に入り込み、品定めを始める。ざっと100台以上は置いてある。バイクはVespaのような高級感あるバイクが並んでいた。



S「ここにSHあるの?」


H「うん、ここに沢山並んでる」



はっきり言ってバイクの事を何も知らないsevenは車体にあるSHと言うエンブレムを見ないと区別出来ない。


そこの店員にHが何やら話してる。



S「何だって?」



H「みんな高いよー」



S「幾ら?」



H「3000$だって・・・」



新車に近い値段。最初はふっかけてくる、そういう商売なのだろう。



S「まけてくれないの?」



H「ダメって言ってる」



小さなバイク整備用ガレージがいくつも並んでるのでそれぞれに聞くH。


H「だめ、ここはみんな同じ値段だし、まけてくれない・・・」


S「そっか・・・」



予定通り高くてSHの中古は買えない事が理解できたようだ。中古バイクが集まるカオザイの街で買えないなら何処へ行ってもダメだろう。



S「ヤマハなら安いから見に行こうか?」



H「嫌だ、SH以外は乗らない・・・」





終わった・・・




ここまで頑固で遠慮無い奴とはもう遊べない。今日でサヨナラする事を覚悟する。しかし、この場で言う事も出来ないので、夜お店に同伴してから伝える事にした。



とは、言うものの、切る話をどう伝えるのかという事と、Hの頑固さと遠慮無さに腹立たしく思う気持ちが、ザワザワと心の中を掻き毟る。


そんな中、一服しようと軽食を取りにすぐ近くの大通りにあるロッテリアに向かうのだった。



つづく







ビバ!ベトナム11

ロッテリアの2階席で路上を走るバイクや通行人なんかを見ながらコーヒーを飲む。Hはコーラを飲みながら何か考えている様子。


SHが中古でも買えない事を悟り、考えを巡らせているのか、はたまた今後も続く足なしの生活の事を考えているのだろうか。


考えて見ればHも相当バカだ。所詮バイク、いや電動バイクすら自分では買うことが出来ないのに、みすみす買って貰うチャンスを逃しているのだ。SHに乗りたいと言うsevenから見れば単なるエゴだけで。


計り知れないHの性格を理解しようといくら噛み砕いてみても、答えが出ない。


そんなお互い別々の事を考えて、ボーッと無言のまま時間が経過する。時間は既に午後4時を過ぎていた。



H「買い物がしたいの。マーケットへ行ってもいいですか?」



突然の言葉と敬語を使うHに少しばかり心にすきま風が吹くseven。その敬語が二人の距離がグッと離れていくように感じられた。


タクシーに乗り込み、行きつけのマーケットに向かう。ここは高校生や大学生達が集まる日本で言えば原宿みたいなイメージの場所。


若者向けの洋服や雑貨が安く売られていて物凄い人の数。ここでHは洋服や靴なんかを調達している。


大体高くても1500円くらい。セール品だと200円とか300円とかでも服や靴、下着類なども売っている。


サトウキビを搾ったジュース屋や、焼き鳥みたいな網焼の串物を売る屋台、フォーやブンチャなどの麺類を出す店なんかもあり、活気に満ちている。


大抵ここで5000円分くらいの買い物をしてsevenが支払う。週末は大体そんなパターン。


恐らく最後の買い物だろうな。彼女もこれが最後とばかりにsevenに買い物させているのかも知れない。


バイクと比べたら安いもんだし、今まで楽しませてくれた恩としても支払いに戸惑いはなかった。


いつものようにHはsevenの腕を組み頭をすり寄せて周りの目も気にせずベタベタとしてくる。



ヤバイ・・・可愛い・・・



感情が掻き乱れ出す。さっきの敬語は何だったのか。俺はもう彼女を切ると決めたのに、なんだこの未練がましい感情の流れは・・・



あらかた買い物も終わり、大通りに出てタクシーを拾う。いつものように財布を渡し、予算上限を伝えて自由に買わせている事もあって、今日は何を買ってやったのかも思い出せないくらい頭の中は混乱していた。



Hを切るのは間違いなのか?いや、こんなのは切るべき。みたいな葛藤が始まる。


そして夜6時過ぎにHの店に近い日本料理店に入り、早めの夕食となる。個室が上手いこと取れた。


個室に入るとさっさと注文を済ませ、Hはマーケットで買った戦利品を出して身体に当ててsevenの感想を求めたり、買った靴のデザインについて熱く語ったりしている。



はぁ・・・可愛いよなぁ・・・



Hはいつもと変わらない。カオザイの街を出た以降、バイクの話にも一切触れて来ない。ふと、このままHと関係を続けても良いんじゃないか?みたいな気持ちがよぎり出す。


ビールを飲みながら、あれこれ語ってくるHに頷きながらsevenの頭は答えの出ないジレンマに落ち込んでいた。あれほど答えは決めたはずなのに・・・


夕食の支払いを済ませ、店に歩いて同伴する。予定通り今日を最後にするのか、それとも・・・



おっさんの心はウブな高校生のように揺れ続けるのであった。



つづく




ビバ!ベトナム12

店で部屋に通され、いつもは会話中心なのに今日は歌を入れる。会話するのが怖いし、心が整理できていない。


Hも歌の勉強中とかで西野カナなんかを入れて歌っている。


とは言うものの、何時までも歌い続けるのも限界が来て曲が止まった。シンとする部屋。


いつもと違う雰囲気を感じたのか、Hも少し様子が違うようにみえる。



H「sevenさん、どうしたの?元気ないよ」



S「あぁ、少し考え事・・・」



H「Hちゃんがヤマハを乗らないからですか?」




鋭い。と言うか相変わらずストレートだ。わかっていないように見えたが、それなりに気にしてはいる様子。



結局この話題は避けては通れないようだ。と、同時に、自分の気持ちが堰を切ったように溢れ出る。



S「俺はお金持ちじゃないし、恋人でも無いHにバイクを買うって事は凄く勇気がいる事なんだよ、わかる?」



Hは黙って頷く。



S「1500$だって今日使ってしまったらお店に来る事も、週末に遊ぶ事だって次の給料日まで待たなきゃいけないんだよ」


ただ頷くだけのH。興奮気味に話すsevenを見て、少したじろいでいるのかも。


S「SHじゃなきゃ嫌って俺はそんなお金は持ってないんだよ。3000$ってベトナム人から見てそんなに安いお金なの?」


少し意地悪な事を言ったかなと思った。でも言葉が止まらない。Hは何も答える事は無かった。多分sevenの言いたい事はおおよそ理解しているのだろう。



お前が買える金額なのか?親だってお金が無いから盗難された事に凄く怒ったし、代わりは買ってあげられないと言われたんだろう。どの口がSHとか贅沢言ってるのか。自分の立場をわきまえろ。



流石に言葉にはしなかったが、そんな思いが喉の先まで出かかる。今となっては、そんなきつい事を言わなくて本当に良かったなと思う。



少しばかりの沈黙の後、Hが言葉を発する。



H「ごめんなさい。私・・・SHじゃ無くてもいい。他のバイクでいいです。電動でも何でもいいです。ごめんなさい」




うっすらと涙目になっているH。彼女なりになにか考えていたのだろう。



H「sevenさん、sevenさんはHちゃんを嫌いですか?Hちゃんはsevenさんが大好きです・・・」



S「・・・・・」



S「マジ?・・・」



突然コクられて動揺するseven。いや、簡単には信用出来ない。何せ女の子の方からそんな事言われた事はタイでもここベトナムでも無かったし。


大抵こちらから好きとか愛してるとか言い出してから始まるのがおっさんとレディとの関係。


Hの好意は感じていたが、異性としてのそれかは、わからないままだった。



S「マジ?・・・俺の事を好きって、お客さんだから好きなの?それとも俺の事を愛してるって事なの?」



ここの部分はわかりやすい日本語ではっきりHにも理解出来るよう伝えなくてはならない場面。意味合い一つで怪我し兼ねないのだ。




H「はい・・・好きです」



S「だからどっちwww、HはsevenをLike なの?Loveなの?」



日本語の難しいところを英語でわかりやすくもう一度聞く。それ、凄く大事なところ。



H「Love です」



うお! Love キタコレ!



H「sevenさんはHちゃんの事、好きですか?Loveですか?」



S「ANH YÊU EM(愛してるよ)」



H「本当?前のお店の子とか、タイ人とか恋人居ないですか?」



ちょwww何でタイ人とか知ってるんだ?この子www



S「何でタイ人が出てくるんだよww何で?」



H「だってターさん(最初にこの店を紹介してくれた日本の会社の同僚)がこの前お店に来て、私がヘルプした時に言ってた。sevenさん、タイに恋人沢山いるよって・・・」



ちょwwwあいつ何暴露してんだよwwルール違反だろ〜



S「あいつの言う事は信用しちゃいけないよ。そんな事ばかり言うやつだからね」



そこから暫く弁明する。その間、Hは楽しそうにsevenに身体を預け、頭を肩に密着させて頷く。



sevenの左手と彼女の右手が絡み合い、しっかりと握りあっていた。カラオケ機から待機中に流れるムード音楽が雰囲気を盛り上げる。



S「な、キスしてもいい?」



雰囲気に任せ、思い切って言葉をかける。Hは少し間をおいて、



H「ダメ・・・私キスした事無いの・・・今度でもいい?」



小声で話すH。



S「じゃ、恋人になろう。それならキスできるだろ?俺の事Loveだって言ってくれたじゃん。俺も愛してるから」



その言葉を聞くと、Hは黙ったままコクリと頷く。



ゆっくりと顔を近づけるとHはスッと目を閉じる。ほんの2秒程度。彼女の唇の赤いリップがsevenの口から離れる時に一瞬だけ粘着してパッと離れる。


虚ろな目。恥ずかしそうに視線を下げるH。もう一度キスしようと顔を近づける。



H「ダメ・・・恥ずかしいよ。今度ね・・」



急に立ち上がり、部屋にあるトイレに向かい、鏡で顔をチェックするH。戻ってくるとグラスに氷を入れたり、焼酎を足したり灰皿を片付けたりと、いそいそ忙しない。


明らかに先程のキスに動揺しているH。以前から勉強ばかりで今まで彼氏が居なかった事、キス経験も無い事を聞いてはいたが、本当にそんな感じだった。



S「おい、いいからこっち座れよww」



Hを再び隣に座らせ、バイクの話をする。自分の気持ちが晴れたせいと、進展した関係に上気づくseven。怖いもの無し!とはこの事か。



S「1500$は渡すからそれで買える好きなバイクを選べばいい」


H「はい!ありがとう。でもヤマハじゃ無くてホンダのにする。燃費が全然違うの」



S「本当かよwwヤマハだってスズキだって日本のメーカーだし、変わらないと思うよ」



H「ううん、絶対ホンダが一番。ガソリン代が節約出来るし、壊れない。治すのも何処でもやってくれるしね」



S「壊れないなら治す事も無いじゃんかww」



何時もの生意気も、今は心地良く聞こえる。




S「ま、自分で好きなの買えばいいよ」




H「はい!ありがとう!sevenさん」



こうして、この日Hとの距離がグッと近づき、恋人(一応)となった。


一週間後、ハノイ市内のあちこちで、ホンダのVISIONと言う黒い中古バイクに乗ったHとsevenの姿があるのだった。



切るつもりが恋人になるとか、アメージングVietnamですかね。ビバ!ベトナム!!



つづく



ビバ!ベトナム13

今週末は家で過ごしています。遊ぶ金に余裕が無いし、年末のH訪日に備えなくてはなりません。

よって、非常に暇です。ですからブログを更新します。暇ですから。



つづき


ある週末、Hのバイクを見て、ふと思う。右のバックミラーがもげて根元から割れて無くなってるし、スピードメーターのランプがやけに古めかしい。

雨ざらしのせいか全体が泥だらけだし、シートもかなり年季が入っているようだ。




これ、中古でも相当安いんじゃ?




どう見てもこのバイク、1000$を超えるように見えない。1300$で新車が買えるのに、渡した1500$をどう使ったのか気になるが、きっとあれこれ考えて決めたのだろう。


そこを突っ込む気持ちにはならなかった。きっと生活に必要な部分に使ったか、親の援助に当てたのだろう。


Hは毎月お母さんを田舎からハノイに呼び、医者に連れて行くと言っていた。なんかの病気で診察代と1ヶ月分の薬代をHが負担していると言っていた。


健康保険の無いベトナム。母の一回の診察と薬含めて100$くらい支払うとか。


そんな話もあって、バイク用に渡した金の使い道もこうなる事はある程度予想できていたのもある。


Hは週末デートする時も早くても3時以降を指定する。過去、なんで何時もそんな時間なのか、他の客と二部制で会ってるんじゃ無いのか?と問い詰めた事があった。


すると、洗濯が毎日あるから時間がかかると。洗濯機回して干したって一人分なら1時間だろー、と切り返す。


洗濯はタライに水張って洗濯板で洗うし、まとめて週末に洗うから時間がかかるのだとHは答えた。



今時洗濯板で洗濯って・・・



当時はまだベトナム駐在も3ヶ月程度だったので理解出来ていなかったが、こっちの一般的な家庭は冷蔵庫や洗濯機があるのはまだ珍しい。


TVはかなり普及してきたようだが、他の白物家電は高嶺の花なのだ。特に毎月定収入が無い農家はそうらしい。


ハノイの街こそ都会で発展著しいが、地方に行けばまだまだなのだ。


Hはハノイ市民では無く、お隣のフンエン県出身。お父さんはどこかに勤めているようだが、お母さんは病気で働いてはいない。

娘を大学に行かせているのだから、貧民とまではいかないのだろうが、生活はそれなりに苦しいのだろう。

でもHだけがそうでは無くて、そんな生活が一般的なのだ。恵まれた一部の富裕層以外は。


Hは付き合いだして暫くしてこう言っていた。


「彼氏が日本人や韓国人だと皆が羨ましがる。生活が変わる。歳は関係無い。それだけでステータスになるの」



お、お前もそうだったのか・・・



と、思わなくもなかったが、あえて口にしなかった。少なくとも彼女の生活は少しでも変わったのはsevenにもわかるのだから。


半分以上は経済面、残りは愛とかフィーリング。そちらの比率が高ければ言うこと無いのだろう。



おっさんから経済面が無くなったら残るものは何も無いな・・・



そう思うsevenだった。



つづく


ビバ!ベトナム14

Hとはバイクの盗難、購入の件でグッと近い存在なります。毎日のLineによる連絡、そして店での会話。


そんなこんなで12月を迎えます。ちょうどアパートに移ったのもこの頃です。アパートの下見にはHが付いてきて、あーでも無い、こーでも無いと口を出します。


12月に入った最初の週末に引っ越しとそれを手伝ったくれた会社のベトナム人スタッフを呼んでパーティを行い、その後にHがやってきました。


自分よりも先に他人が新居に訪問した事にかなり腹を立てていたようですが、sevenからしたらどうでも良い事。


ブツブツ言いながら、Hは夕食に鳥鍋を作ってくれました。まぁ普通の味です。


そして初めてペッティングをしたのもその日でした。子供のような乳首を堪能。パンティに手を伸ばすと嫌がった為、その日はここまでで終了です。


まぁ旅行とは違って時間が有るので、その辺に焦りはありませんでした。


そして、日々仲が深まるのを感じながら身だしなみを整えたHが話し出しました。



H「私、明後日、誕生日なの・・」



S「は?マジで?」



H「うん」



つう事はプレゼントって事か。



S「何か欲しいものでもあるのか?」



待ってました!とばかりにモジモジし出すH。こういう時は経験上、高めの要求が来る。



H「iPhoneが欲しいの」



S「は?お前iPhone4今使ってるじゃん、それじゃ駄目なのか?」



H「これは中国のニセモノ。だからAppleのアプリが使えないし、直ぐにバッテリーも無くなるから嫌・・・sevenさんが持ってるような本物のiPhoneが欲しい」



ちょうどgo-go嬢のRとの例の一件で、以前買ってあげたiPhone5を売られた事もあって嫌悪感が走る。



半年前、リンちゃんに買ってあげたiPhone5sは確か85000円くらいしたよな。いくらiPhone6が出たからってまだ70000円くらいはするんじゃ無いのか。バイク買って全然金無いし、ありえない。



S「金無いぞ。まだ給料まで一週間あるし無理だよ」


H「でもお店のEだってiPhone6+買ってもらってた。あの子ブスの癖にズルイよ!私も欲しい」



S「お前、ブスは無いだろ。Eだって可愛いよ」



H「は?Eなんかデブだし、白く無い、可愛く無いよ!sevenさんは私よりEがいいの??」



何か凄んでくるH。相変わらずの口の悪さと、バイクの件で懲りたと思ったはずが、直ぐに高額品を強請るこの性格。



S「無理無理。第一金持って無いし。絶対に買えない。財布が空だからな」



H「給料入ってからでいいよ?」



S「お前な・・・」



あからさまに怒り顔のsevenを見て流石に黙るH。確かにiPhoneの調子が前から悪いのは知っていた。でも、電話もLineも出来るから問題無い。



ここからがsevenが懲りないダークサイドが首をもたげる。分かっちゃいるけどこの自分の性格、なんだかなぁ・・・ぶっちゃけ、格好付けなんですよ。










まぁサムスンとか中国の似たような機能の物でも与えれば問題無いだろう。スマホなんて電話とLineとネットが出来れば問題無いんだろうし。


iPhoneがいいのはわかるが、バイクほどのこだわりは無いだろうしな。3万くらいの機種ならiPhoneと機能的に変わらないだろ。








S「よし、来週給料出たら週末に電話見にいくか。ショップを探しておけよ」



H「ありがとう!嬉しい」



甘えてくるHと再びキスしながら甘い時を過ごす。どの道、誕生日と言うならプレゼントは外せないし、3万の価値があれば満足するだろ。



今思えば、リンちゃんに買ってあげた時の事、Rや愛しのレディにもiPhoneを買った時の事をよく思い出して見れば、iPhoneは彼女達にとってはとても重要なステータスなんだという事を忘れていた。



皆さんはお分かりかと思うが、Hは完全に出たばかりのiPhone6を狙っていたのだ。sevenは3万程度の他社製のスマホを画策。



これがまた一悶着するんですよ。ついこの間、バイクを買ってあげただけに、後戻り出来ないsevenと、したたかな小悪魔Hとの壮絶な駆け引きの幕が切って落とされたのです。



つづく



ビバ!ベトナム15

さて、話は12月の給料が入った最初の土曜日。Hのスマホを買いに昼3時に待ち合わせる。


珍しくsevenが到着した時はHは既に待ち合わせ場所に立っていた。



S「早いじゃん」



H「もちろん!Hちゃんは何時も早いよ!」



何言ってんだよww



S「行く店は決まったのか?」



H「うん、キンマ(そういう名前の街)の近くに安い店があるよ」



S「へぇー、そこ行くの?」



H「うん!そこがiPhone一番安かったよ」



S「そっか、そっか」



S「ん?・・・iPhone?」



H「iPhoneでしょ?」



S「iPhoneじゃなくてサムスンとかでいいでしょ?」



H「はぁぁぁああ?sevenさん、約束したでしょ?」



S「スマホなら何でもいいだろー」



いきなりキレるH。



H「新しいiPhone買ってくれるって約束でしょ!私の誕生日プレゼントなのよ?1番大事なプレゼントだよ?クリスマスよりも、ウーマンデーよりも、バレンタインデーよりも、ホワイトデーよりも!!」



S「ちょっと待てwww何でホワイトデーも入るんだよww」



H「はぁぁああ?ホワイトデーも男性がプレゼントするでしょ?」



S「ちょwwwじゃぁバレンタインデーは?」



H「バレンタインデーは男性が好きな人にプレゼントするでしょー」



S「ホワイトデーも?男性があげるの?」



H「もちろん!当たり前でしょ」



S「マジかよ・・・」



ベトナムは何故か女性に感謝する日が多い。ウーマンデーは春と秋に1日づつあって、女性に花や物をプレゼントする習慣がある。


バレンタイン、ホワイトデー、誕生日、クリスマス、あとテト休みの前に年上が年下にお小遣いを渡す風習すらある。ま、こちらは男女問わない。


しかし、なんつー女性に優しい国なんだ。過去の戦争で女性が家庭を守ったからとか、そういうのがあるのだろうか。



S「俺、iPhoneとか言った?」



H「言った!絶対に言った!」



S「んー・・・」



絶対に俺は言って無いはずだがHも頑なだ。



S「iPhone 高いの知ってるよな?」



H「うん、わかってる・・・」



S「先月バイク買ってあげたの覚えてるよな?」



H「うん・・・」



言いたい事は理解したらしい。急にしおらしくなる。


S「んで、またiPhone買ってほしいって言うの?俺はお金持ちじゃないんだよ?」



H「はい・・・じゃぁiPhoneいらない」



S「じゃ、サムスンとかでいい?」



H「いらない・・・」



首を横に振りながらHは答える。



S「誕生日プレゼントをあげないとは言ってないよ。だからサムスンやLGのにしたら?あれだって300$くらいのやつなら買ってもいいから」



優しくなだめるseven。



H「だって誕生日プレゼントだよ?1番なんだよ?恋人だよ?・・・」



S「んー・・・」



言ってる事はわからんでも無いが、納得は出来ない。こんな事してたらマジで破産だ。



S「じゃ無理だ、プレゼントは他のものを考える」



H「うん、それでいいよ。ごめんね、sevenさん怒ってる?怒らないで・・・」



S「じゃ、予定変更してまずはコーヒーでも飲もう」



H「うん」



そう言うとHは何時ものように腕を組んで頭を肩にもたれながら歩き出す。



なんか健気な雰囲気を醸し出す作戦にでも出たのだろうか。思ったよりアッサリと引いたので少々不完全燃焼になる。



ビンコムタワーと言うデパートの屋外にあるカフェに座りラテとコーラを注文する。




H「sevenさん、怒ってない?」



S「怒ってないよ」



H「Hちゃん、sevenさん怒るの嫌。優しいsevenさんが好き。だから約束して・・・」



S「なに?」



H「1.怒らないこと 2.嘘をつかないこと 3.浮気しないこと。Hちゃんももそうするよ!約束だよ?」



やべ・・・可愛い・・・



これも作戦なのか。



H「じゃ約束だよ!手を出して!」



手を出すとベトナム流指切りをさせられる。お互いの小指を絡めて親指同士をくっつける。


そしてアドリブなのか、親指同士を数回トントンとタッチしながら



H「チュッ、チュッ、ね!」




くぅぅうう、もうダメ・・・萌え死にしました。嘘のような実話なんですよ。可愛すぎる。





S「な、・・・ア・・アィ・・・」



H「え?なに?」



S「ア・・アイ・・フォン買う?」



H「iPhone?・・・もう、要らないよ・・」



S「え?なんで?」



H「sevenさん、お金無いでしょ。だから要らないよ」



S「でも誕生日プレゼント・・・」



H「ん、いいの。誕生日プレゼントも要らない。だからいつもスマイルでいてね💕」





(くぅ・・・ま、負けました・・・OTL)






皆さん、読みながら笑ってると思います。ええ、いいんですよ、笑ってくれて。これがsevenですから。




駆け引きに敗れたsevenはHのバイクに乗って携帯ショップにダッシュするのであった。




つづく



ビバ!ベトナム16

Hお勧めだと言う携帯ショップの前にバイクを置いて店に入る。ベトナムにはアップルストアが存在しないので、各々の携帯ショップが海外から輸入して販売している。


そんなわけで店によっても多少の販売価格に差があるらしい。大きな量販店が特別安いわけでは無く、今回入った店も個人経営的な小さな店だった。


HはカウンターでiPhoneのゴールドがあるか聞いている。とにかくゴールドしかダメだとの事。


店にはホワイトはあるがゴールドは売り切れてるらしい。


S「どうすんの?他の店に行く?」


H「近くの系列店で在庫があるから持ってきてくれるって」


S「そっか」


そう言いながら店を出て玄関口でタバコを吸う。Hはカウンターで店員と何か話していた。玄関の外から何気無くHを見ていると、Hの異変に気付く。





ケツに血が・・・




白いジーンズに黒のブーツ姿のH。そのケツの中心に赤いシミが円形に付いている。



もしかして・・・



タバコの火を消して店に入り、Hにその事を教える。Hは指でシミを触って確認した。



H「あっ!!」



そう言うとササッと店の外に飛び出し、バイクに跨る。慌てて追いかけるseven。



H「sevenさん、レディデイになっちゃった」



S「どうする?アパートへ戻るか?」



H「ううん、iPhone届くまで待つ」



S「え?どうすんの?お前バイクに乗って帰ろうとしてるんじゃ?」



H「私、ここに居るからsevenさん、買って」



S「は?俺ベトナム語喋れないぞ。どうやって買うんだよ?」



H「お金払うだけだよ」



S「まぁ、一旦帰ればいいじゃんか。また着替えてくればいいし」



H「嫌だ・・・」



なんつー執念。つうか、早くトイレ行かなくて大丈夫なのだろうか。店員もキョトンとして店の中からこちらの様子を伺っている。、



S「とにかくだ、店員にまず事情を話せ」



H「嫌だ・・・男の人に話ししたく無い」



S「ちょっと待ってろ・・・」



店に入って店員に話しかけてみる。



S「レディスタッフ、ステイヒア?」


店員は表情一つ変えない。sevenの英語がおかしいのか、相手が英語知らないのかはわからない。

あ、iPhoneの翻訳アプリだ!ベトナム語で女性店員を呼んでほしいと入れて相手に見せる。


通じたらしく、電話をとって何やら話をしだす。暫くして二階から女性が降りてきた。


Hの元へ行ってくれと手招きで誘導する。何やら話をすると女性店員はsevenに店の椅子に座って待てとジェスチャーで伝えた。


ちょうど同時にバイクに乗ったにーちゃんがiPhoneを持って登場。取り扱いの説明は女性店員がバイクまで来て丁寧にHに教えてくれた。


そして支払いはカードで。日本円換算で97000円也。高いわー。


やっとこさバイクに乗ってアパートに帰る事に。



S「お前大丈夫なの?」



H「うん、大丈夫だよ」



それにしても恐ろしい執念だな。



そしてsevenをアパート前に降ろし、Hは自分のアパートに帰るのだった。



暫くしてHからLineが入る。



H「sevenさん、今日はトラブルでごめんね」



S「大丈夫だよ、嬉しいかい?」



H「もちろん!ありがとう!」



H「でね!まだiPhoneケースとフィルムを買って貼ってないから、今からホアンキエム(そう言う街)へ買いに行こうね!」



は・・・はい・・・まだ買うんですね・・



S「どうやっていくの?」



H「玄関まで迎えに今から出ます!」



S「あ、ありがとう・・・お金を下ろしておきます・・・」



アパートの玄関口に向かうsevenの足取りは重かった。次はクリスマスプレゼントがすぐ目の前に迫っている。



頑張れseven!!



つづく


ビバ!ベトナム17

忘年会から今帰宅しました。今年4回目です。来週2回、翌週1回で終わりです。


若い頃は忘年会も楽しみの一つでしたが、最近は苦痛とまではいかないものの、もう少し減らされたらいいなーと思います。


ですから何時も二次会まででお付き合いも終えて終電で帰るようにしています。若い子達は夜遅くまで飲んでるようです。若いっていいなー。





さて、ツンデレHとの話はクリスマスイベントに移ります。sevenは丁度一週間程日本へ帰国して仕事があり、戻るのは28日の計画です。


一緒に過ごせない事はお互い理解しているのですが、離れているからクリスマスプレゼントを渡さないとか通用するのか考えていました。もう、散々金使いましたし。


これ以上金使うのも嫌なだけに気になって仕方ありません。Hがアパートに遊びに来た時に切り出します。



S「なぁ、クリスマスはどうすんの?」



H「昼は学校で夜は仕事かな。sevenさん、日本でしょ。Hちゃんかわいそう。恋人とクリスマス過ごせないなんて・・・」



S「ごめんな、仕事だから仕方ないよ」



H「でもベトナム人の恋人はクリスマスは絶対一緒に過ごすんだよ?sevenさん居ないからHちゃん仕事する様にママに言われてる。彼氏居る子達は休みだよ?」



S「そうなの?お客さん来るから休めないんじゃないの?」



H「でも、彼氏居る子は絶対休む。クリスマスは1回しかないしね」



S「そ、そうなんだ・・・」



H「でも大丈夫だよ、sevenさん毎日日本から連絡くれるでしょ?だから大丈夫。他のレディと遊んだりはダメよ?」



S「そんな事はしないけどごめんな」



H「はい!」



なんか、申し訳ない気持ちになる。



S「それはいいんだけど・・・プレゼントとか何がいいかな」



俺の懐具合も解ってくれ!とばかりに念を込めて切り出す。



H「Hちゃんね、旅行したい」



また、そんな事言う・・・



S「旅行?どこ?」



H「日本」



S「は?日本てお金めちゃかかるから無理だよ。visaも必要だしさ」



H「じゃタイランドかな」



タイか。近いとは言え、1人往復25000円くらいかかるし、宿泊と遊び代入れたら2泊くらいでも10万は行くな。



S「今マジでお金無いから国内とか・・」



察してくれたのか



H「どこでもいいよ。sevenさんと一緒ならどこでも楽しいから」



相変わらずキュンとくる様な事言うH。



S「んじゃホーチミンは?」



H「いいよ!行ってみたい!」



直ぐにネットで航空運賃を検索する。朝早く出て夜遅めの便だと1人往復1万少しくらい。これならなんとかなるかも。



S「んじゃホーチミンにしよっか!」



そんなわけでベトナム帰国後の12./31-1/2までの2泊で行くことに決まった。予算は2人で宿泊と航空代で35000円くらい。後は遊び代だけだからトータルで6-7万くらいだろう。



そんな約束をして日本に帰国したのだった。結果的に物買った方が安かったのでは無いかと思ったのは随分後になってからでした。

ビバ!ベトナム18

12月も終わりの30日の夜、とうとうHと結ばれます。知り合って2ヶ月が過ぎていました。


31日の大晦日、ホーチミン旅行へ朝早くから行くので前日の夜に彼女が初めてsevenのアパートにお泊まりとなった訳です。

ホーチミン旅行で初夜を迎えるつもりだったのですが、若い2人?には我慢は無理だったようです。


Hはそれまでの指入れでは痛がったものの、30日の本番では痛がることも無く、無事終了です。


まぁ処女では無かった可能性もありますが、さほど重要な事では無いので気にはなりません。ま、処女だったと言う彼女を信じることにしましょう。


31日は朝7時半の便に乗り、約2時間でホーチミンに着きました。ホテルへまず向かい、荷物をフロントに預けます。


そこからザ・シンツーリストと言うローカル旅行会社に向かい、翌日のメコン川ツアーと、翌々日の市内観光ツアーを申し込みに行きます。


大勢の外国人が列を作ってますが、流石Hはベトナム人です。列を無視してサクッと横はいりしてカウンターレディに話しかけます。


見てて周りの反応が怖いのですが、まぁそういう国なので仕方ないですよね。


2つのツアー、食事付きで2人で4000円くらい。はっきり言って・・・





安すぎるわ!!!




このザ・シンツーリスト、実はベトナムで最初にできた旅行会社で国内最大手なのです。シンカフェとも呼ばれています。日本で言えばJTBみたいなもんです。


ここの人気にあやかってシンツアーとかシンカフェツーリストとか似た名前の便乗会社が無数にあるのでご注意を。


そこがダメな訳では無いですが、やはり値段が割高です。安くて安心したいならザ・シンツーリストですね。ハノイやホーチミンなど主要都市に支店があります。


http://m.thesinhtourist.vn/



無事、旅行チケットを受け取り、次に向かったのはHISホーチミン本店。実は2月にHとタイ旅行へ行く計画もちゃっかり立てていたのです。その旅費の支払いに来ました。


ハノイにも支店があるのですが、ホーチミンに来る直前に予約したので支払いに行く暇が無かったのです。


HISの入ったビルの横にあるカフェでコーヒーを飲んだりして、時間を潰しタクシーを拾ってホテルに戻ります。


チェックインを済ませて部屋に入りました。速攻Hを押し倒してsexに突入。年甲斐も無く、夕方まで何度もやっちゃいました。


夕方はビキニに着替えてホテルのプールに行ってHの地獄の撮影会が始まるのでした。


つづく



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