Seven's Thai

40半ばにしてタイに目覚める。擬似恋愛に憧れるが未だ擬似恋愛した事がないオッサンの哀歌。

ビバ!ベトナム2

Profile:[ seven ]
①結婚していても恋したい
②離れていても愛されたい
③色んな女性と遊びたい
そんなオバカな夢を追い続けるオッサンのThai旅行記。
果たして願いは叶うのか・・・

恋愛のススメ あとがき

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恋愛のススメ



何故今回の旅のタイトルにしたのか。



それは、皆さんから見ても今回の旅は限りなく「行かなきゃ良かった旅」の部類に入るでしょう。



でも、楽しかったと満足出来た旅もこんなダメな旅あってこそのモノだと思うからです。



人に惹かれ、そして行動を起こす。



未来は決して誰にもわからない。



その結果が今回の旅であり、以前経験したような目眩く思い出の旅なのです。



不幸があるからこそ、それと比較し、幸せを実感できる。



嫌で辛い旅があるからこそ、楽しい旅もある。



旅で言うなら、旅に出かけなきゃ辛いも楽しいも経験出来ない。


恋愛をしなきゃ辛さも癒しも経験は出来ないからです。



だから今回の旅は結果的に辛く、ストレスが溜まりました。自分の判断や行動にミスがあったのかも知れません。



でも、Yに惹かれ様々なリスクを抱えながら緊急でハノイ入りした自分が居ます。



それもこれも擬似恋愛に一歩踏み出した事による結果なのです。



まぁ妻帯者が偉そうに言うのはどうかと思いますが、いい大人ですから全ては自己責任で、自分の甲斐性の範囲で行動するのは考え方の1つだと思っています。



失敗も時にはありますが、その分楽しさも味わえるのですから。ある意味賭け事のようなモノなのかな。



恋愛のススメ



恋愛に限らず、皆さんも何か惹かれる事があるならば先ずは「行動」してみてはいかがでしょうか。




さて、次はどんな出逢いがあって、どんな想いに心を奪われるのでしょうか。




(Yとの後日談)




結果的に旅が終わっても1日数回のメールのやり取りはしていました。挨拶程度ですが。



昨晩、パスポートが出来たから日本に行きたいとYから連絡がありました。



流石に恋人関係に無いのですから、そこまでする必要がありません。彼女と色々本音で話をしました。



彼女は処女で、セックスは結婚しない限りする事は出来ないと言いました。僕は日本では恋人同士ならセックスは当たり前の事だと伝えました。身体を交わしてこそ互いの愛を確かめられる。そう伝えました。



彼女は思った以上に真面目で、ボーイフレンドが居た経験も無かったそうです。キスも俺が初めてだったと言いました。男との付き合い方も何も知らないようです。



よって文化の違いという事で、昨晩お互い納得の上で連絡を絶つ事になりました。



最後にYが部屋の鍵を閉めて俺に抱きつき、キスをしてくれた事を思い出し、男に対する不器用な彼女なりの最大表現だったのかなーと。



そう思う事によって、あの旅の事はある意味で良い経験だったのかなと思えるようになりました。



Yには「今後の幸せを祈ってるよ」そう伝えてLINEを締めました。



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恋愛のススメ 第8話

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ショッピングセンター内を歩き、リュック型のバッグを探す。



何度も下見をして決めたのがフィラのバッグだった。価格は5000円くらいでお手頃価格。このくらいなら買っても良いだろう。



すると店員がこの商品は30%オフだと嬉しい申し立て。白か赤の何方かで悩んだYは、汚れが目立たない赤を選択した。



「ありがとう!」



嬉しそうな笑顔を見て、こちらも顔が綻ぶ。しかしそんな気持ちも直ぐに切り替わった。



「私ね、30%オフのあまり分で服を買うの」



「え?どういう事?」



言ってる意味が直ぐにわからなかった。



「だから30%オフで節約できた分で服を買いたい」



何言ってんだ・・・



俺の返事も待たずに服屋に歩き出すY。そして白いポロシャツを選ぶ。



「これは汗が直ぐに発散する最新の生地なの。だからディスカウントは出来ないんだって」



「へー」



「幾らすんの?」



「750000ドン(3250円)」



3割分どころか7割分かよ・・・



大した金額ではない。でもこの口先三寸にはもう・・



「いい?」



「・・・・」



商品の説明をしている店員も俺の返事を待って黙っている。



「わかった、いいよ・・・」



もう半日もすれば帰国。最後の最後で怒ったら本当に最悪の旅になってしまう。今思えばこの時の思考回路は普通じゃなかった。



試着してサイズを選ぶ。そしてMサイズを買った。



夜6時を過ぎた。一緒に居るのはあと3時間くらいかな。これから何しようかと考える。



「これからお店行こっ!」



「え?何で?」



また店かよ・・・



「だってキスしたいもん・・・」



「そ、そうだな・・・」



はぁ・・・あいつもあいつなら俺も俺だ。どうせやる事ないしな。




そしてタクシーで店に行く。勿論他に客はいない。カラオケを歌いまくるY。ベトナムカラオケに切り替え、ボーイも混じって歌っている。



「この人、めちゃ歌上手いんだww」



「へー・・・」



こんなの俺には楽しいわけない。キスはどうなったの?



もうどうでも良くなった。こいつは悪気は無さそうだが、俺から見たら「悪人」だ。



ベトナム人達の歌を散々聞かされ、夜9時になる。



「そろそろ行くわ・・・」



「うん、会計するね!」



心を無にする。それが自分の心を崩壊させない唯一の手段だった。



会計を済ませ、部屋を出ようとする瞬間だった。Yは部屋の鍵を閉め、俺に抱きついてきた。柔らかな胸の感触を感じる。



いきなりで動きが止まる俺。そしてYは目を閉じながら唇を合わせてくる。ほんの3秒くらい。



「気をつけて帰って・・」



「う、うん・・」



何事もなかったように部屋の鍵を開けて階段を降りる。頼んでおいたタクシーが待っていた。あの兄ちゃんのタクシーだった。



玄関まで見送りされ、俺は帰途に着いた。最後のご褒美?に少しだけ酔った俺だった。



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恋愛のススメ 第7話

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10時頃に目覚める。エアコンが効きすぎたか少し鼻水が出てきた。


Yがテストを終える11時まで1時間あるので朝食がてら近隣に散歩に出る。胃の調子がおかしいので出来れば日本食かアメリカンスタイルの店が良いのだが、フォーやブンチャの店しか無い。


フォーでも良いのだが、あの米の麺が好きで無い。スープは好きだが麺にコシがないので好物とは思わない。肉も硬いし。


結局汗かいただけでホテルに戻る。



11時を過ぎ、12時も過ぎた。Yに電話してみる。



「テスト終わった?」



「はい、終わったよ」



「何で電話くれないの?」



「ごめんなさい」



「今どこ?」



「疲れたから家に帰って寝てる」



「・・・・・」



「起きたら電話するね」



何だよこいつ・・・



「何時頃?」



「三時頃ね」



「わかった」



いかん、ここで怒ったらこの旅は最後まで最悪になっちゃう。何とか最後は少しでもハッピーで終わりたい。今日は無理にでも怒らないことにしよう。



部屋でふて寝。外は暑すぎて出る気がしない。2時半に支度を終え、チェックアウトした。フロントレディからはチェックアウトが早いからキープするよう言われだがこのホテルに戻る気は無かった。



そして待ち合わせのショッピングモールへタクシーで出掛ける。



カフェでTを待つ。3時半過ぎに電話が来る。



「sevenさん、何処にいる?」



「何処って・・・約束した場所だよ・・」



「私今起きた。そこは遠いから私の家の近くのショッピングセンターにするね。だからタクシーで家まで迎えに来て・・・」



う・・・怒らない・・・怒らない・・・



「わかった・・・移動する」



タクシーを捕まえ、Yに電話し運転手に場所を告げさせる。



景色を見ながら怒りを抑えようと何も考えないようにした。なんか心がない人形になったような感覚だ。



Yを乗せてショッピングセンターに向かう。相変わらずYはうつ向いてシートに頭をくっつけている。



ショッピングセンターに入ると食事がしたいと言い出すY。ピザ屋に入り、Yはエビの乗ったピザを食べる。



ふとその食べっぷりを見ながら彼女の使っているバッグを眺める。擦れた感の茶色のリュック型バッグ。全てのチャックが開いている。かなり年季が入ってる感じ。



「バッグのチャックが開いてるよ?」



「はい、壊れてるんです・・」



そう言ってチャックを動かすと全てがガバガバになっていた。よくこんなの使うな。



「他に無いの?」



「無いです・・」



本当かよ・・バッグ1個しか持ってない女の子なんているのか?



もしかして本当に貧乏なのか・・・



そして悪い病気が湧き上がる。



「じゃ、バッグ買ってやるよ」



あーあ、言っちゃった・・・




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タイナイトブロガー

恋愛のススメ 第6話

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朝5時半に起床。シャワーを浴びて6時にホテルを出る。昨日のタクシーがホテルの向かいに駐車して待っていた。


軽く挨拶を交わし、タクシーに乗り込んでYのアパートを目指す。



Yはベトナムマスクをして待っていた。何故ベトナムの子達はこのカラスマスクのようなのを好むのか。黒いシャツに黒いジーンズ。昨日買ったシューズを履いていた。


車がよほど嫌いらしく、乗った途端に下を向いて頭を運転手のシートにくっ付けて無言でいる。



そんなに車が嫌なら計画しなきゃいいのに・・・



でも逆に俺のために我慢してくれてると思えば有難くもある。そう思う事にしたのだ。



しかし、カットバ島は遠い。ハノイからハイフォンの港まで2時間半。そこからフェリーを2回乗り継ぐ。フェリーも日本のとは比較にならない程小さく、車が10台も乗れば満載となる。



結局、カットバ島に着いたのは昼の1時過ぎだった。その間、Yとはほぼ会話は無く、互いに寝てるだけ。なんつーつまらない旅だ。



カットバ島と言うのはかなり大きな島で、着いてからも街まで暫く車を走らせる。



先ずは昼飯を食べようと、海沿いのシーフードレストランに入る。何故か運転手も着いてきて一緒に食事をする。チャーハン2皿にミサオと言うベトナム焼きそば、ベトナム風アサリの酒蒸しを食べた。



店を出て、露店でアイスクリームを食べるとYは魚市場でお土産を買うという。



「誰に渡すの?」



「お店の子達。みんな今日この島に来てるの知ってるから」



「・・・・・」



なんだ?また店行く予定なのか。



「買うのはいいが、俺は店はいかないぞ!」



「なら買わない!」



ダメだ・・・こいつとは全く相性合わない・・・



「じゃ、帰ろう」



もう帰るとか言い出したよ。6時間以上の移動で飯食いに来ただけかよ・・・もうあきれ果てて何も言う気にならない。食事含めて1時間で観光終了だ。



帰りのタクシーも会話無く互いに寝るだけ。何この苦行・・・



ハイフォンの港に着いたのは夜の7時を過ぎていた。ハノイへ向かってタクシーは走る。すると、運転手とYが何やら話し出す。



「ね、お金だけど200万ドン(1万円)だって。あと船賃は別で40万ドン(2000円)ね」



昨日106万ドンて言ったの誰だよ・・・



「わかったよ」



もう腹も立たない。早くこの苦行から逃れたい。ただそれだけだった。



「ね、お腹空いた・・何か食べたい・・」



「俺は帰って寝る」



「でもお腹空いたよ・・」



「そう言って飯食った後、店に連れてくんだろ?」



「ううん、お店には行かない」



嘘こけ・・・土産買うって言ってたろ・・



「Yの家か俺のホテルの近い方に先に寄ってくれ」



もう、疲れとイライラで優しい言葉なんかとてもYにかけることは出来なかった。



超気まずい。無言でタクシーは走る。運転手もこの雰囲気に気付いたのか無言だ。



ハノイの街に入る。Yの家の方が近いようだ。走ってる方向が店に近づいているのがわかる。どうせこっち通るならまぁ飯食ってもいいか。



「飯食っていこう。でもお店には行かない」



「わかったよ」



そう言って昨日の日本食レストランに入る。俺は生姜焼き定食を注文、ビールも一杯で済ます。疲れとイライラで飲む気にならない。



そして・・・



次から次へと並ぶ料理。鰻の寿司にお好み焼き、海老フライにポテトサラダ、カレーライス。アイスクリームまで並んでいる。



「こんなに誰が食うの?」



「どうぞ、sevenさん」



「は?何で食えない程頼むんだよ・・どうぞって・・・お前の支払いじゃないだろ・・」



「これ、テイクアウトします。明日私が食べます」



「・・・・」



晩飯程度でせこい事言いたく無いけど、Yのやる事なす事全てがイライラの積み重ねで、俺の言葉はかなりキツイ。



お好み焼きをパックに包んでもらい、支払いを済ます。ベトナムで一食5,000円とか。お前の月給の半分だろ・・・



もう何もかも怒りに変わる。店を出てタクシーを探そうとするとYは向かいにあるコンビニに行くと言う。



俺も部屋飲みのツマミが欲しかったので一緒に着いて行く。俺はポテチとビールを買う。支払いの際にYはカゴを一緒に差し出した。



カゴの中には大量のラーメンと水やジュース。



「これ買うの?」



「はい」



「・・・・」



金額は大した事無いけど、もうそう言う問題じゃない。20歳の小娘にいいように扱われる自分にも腹が立つ。



店を出てタクシーを拾ってYを送り、ホテルに戻り、運転手に指定通りの料金を払う。昨日と同じく、帰りのタクシーでボロカス文句垂れた。プログで書くと長くなるので割愛するが、もう大人気無い程に。



そしてホテルに戻り、iPadにダウンロードした映画を見る。もうYの事は忘れたかった。



Yから電話が来る。俺のメールで反省したと謝ってきた。



「ごめんなさい」



「もういいよ・・俺の方こそ言い過ぎた。ゴメンね」



もう会うつもりはなかったので、最後は彼女を悩ますような事はしたくなかった。小娘相手に大人がムキになるのも不味かったと、そんな気持ちもあった。



「明日は朝テストがあるけど終わったら会いたいの」



「え?もう明日は帰国するしいいよ・・」



「そんな事言わないで。11時に終わるから」



「会って何するの?」



「一杯キスしたい・・・全然してなかったでしょ?」



「・・・・」



「テスト終わったらメールするから」



「・・・わかった・・」



こうして最後まで小娘に翻弄されるsevenだった。



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恋愛のススメ 第5話

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「俺は行かない」



「え・・・」



「休むって言ったじゃん」



「でもママさんが・・・」



「ママは関係無いでしょ」



「はい」



「早く会いたいって言ったから俺は無理してハノイまで来たんだ。何でそれでお店に行くの?お店に来させたいからワザワザ日本から呼んだの?」



今までのイライラが一気に吹き出る。



「愛してるなんて言ってくれたけど、全然そうは思えない」



「そんなこと無い・・・愛してます」



「じゃ、何でお店に行くの?」



「他のお客さんも一緒に店に来るから、私も・・」



要するに客との同伴は彼女のためになるから恋人なら店に行っても当然だと言いたいらしい。



確かに彼女の言うことも一理ある。店に行くことも彼女の実入りになるのだから、恋人なら当たり前かも知れない。



ただ、俺はまだ恋人になったとは露ほどにも思えない。そんな素振りすら無いのだから。



俺の剣幕に少し怯える表情を見せるY。少し興奮しすぎたか。



このレストランの隣はYの店。ここまで来たからまぁいっかと仏心が顔を出す。



「わかった、隣だし行くよ」



「ありがとう」



無理やり機嫌を直す。彼女を信用して来たのに初日でそれを否定したく無い気持ちと、バンコクとは違い、ここで彼女とオサラバしたら他にする事が無くなるのも嫌だった。



「俺はYを信じるよ(^_^)さっきはゴメン、興奮しちゃって・・」



無理やり納得してこんな言葉をかける。




「はい、大丈夫です。で、何時頃店に行きますか?」



「もう食事も終えたし今から行こうか」



「はい」



会計を済ませ、隣のカラオケに入る。まだ7時過ぎとあって客はいなかった。



チーママに2Fに通され、焼酎を頼む。



直ぐにカラオケを勧めるY。



「カラオケは歌いたく無い。もっと話ししようよ」



「私はカラオケの練習がしたいから」



そう言って何曲か歌い出す。会話はほとんど無いが手は握っている。



入って30分ほど経ったくらいだろうか。



「今日は疲れたから9時でフィニッシュね。帰りは一緒にタクシーで帰って本屋に寄りたいの。法律の参考書を買いたい」



「買い物した後、君を家まで送って俺は1人でホテルに帰れって事?」



「はい」



「・・・・」



何だこいつ・・・



「もういいから帰ろう」



「え?まだ大丈夫だよ?」



「俺も疲れたみたい。帰って寝る事にする」



「わかった」



あっさり会計を告げに部屋を出る。ママが来て何でこんなに早く帰るのか聞いてくる。



「今日ハノイにきたばっかりだから疲れたんだよ」



そう言って誤魔化す。20歳の娘の前で冷静さを失うのは嫌なので出来るだけ平静を保つ。



カードで会計を済ませ、2人でタクシーに乗り込む。タクシーの運転手は昼間の彼だった。どうやら店でよく使うタクシーだったらしい。



そして本屋に着くとタクシーを待たせ、俺も一緒に付いてくるようにYは言った。



「もしかして本代も俺が払うの?」



コクリと頷くY。もう開いた口が塞がらない。



分厚い本を7冊選ぶY。一体幾らするんだ・・・



店のおばさんが電卓で俺に値段を見せる。



65万ドン。日本円で3250円。もう何も言う気が起こらない。さっさと帰りたい。



支払いを済ませ、彼女を家に送る。



1人ホテルに向かう。怒りがこみ上げる。車中からLINEで今日の文句をタラタラ書き出す俺。最後にGood bye を添えた。



「明日6時に待ってます! おやすみなさい!」



ホテルに着く頃、タクシーの彼がこう言った。



俺は爽やかに言う彼に明日は行かないよと伝える事が出来ず、OKOKと軽返事を述べるだけだった。



部屋に着くと丁度9時。過去最悪と言っても良いほどのこの旅。



ベットに寝転びながら今日の出来事を思い出す。明日から何をしようか考えるも、Hに見つかるリスクは負えないし、近場の観光は行き尽くした。



とにかく、やる事が見当たらない。



と同時にYからLINEが入る。謝りの言葉の連発。俺もかなりきつい言葉を書いた。



タクシーの彼は何も悪く無い。しかもYと縁を切ると、マジでやる事が無くなる。LINEを見ながらこう返事をする。



「わかったよ、明日は予定通りカットバ島に行こう」



もう結果を問わず、今回は全てYと過ごす。俺の事を見直して好きになってくれるかもしれないし、何もしないよりはいいだろう・・・



この考えは間違っている。でも、この時はこれが最善に思えた。



彼女には嫌味を込めてこう書いた。



「暇になったからこれから飲みに出る」



すると直ぐに返事が来る。



「OK」



この言葉でもう何処にも行く気にも無くなり、部屋でiPadにダウンロードした映画を見てそのまま寝た。



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恋愛のススメ 第4話

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「明日のカットバ島へ行く件ね、今日のドライバーが連れてってくれるの・・・」



「え?どういう事?」



「普通のタクシーだと高くなるでしょう。だけど彼なら安く行ってくれるんだって」



「幾らなの?」



「106万ドンかな」



ざっと計算して5000円。流石に丸一日チャーターしてこの値段はあり得ない。恐らく160万ドンと言ったところか。



普通のタクシーチャーターだと、大体1万円くらいが相場なのでYの言うのが160万ドンなら8000円なので確かに安い。



「明日何時に出てくの?」



「朝6時かな。彼がここに迎えに来るからその後私をピックアップしてから行くよ」



「わかった・・・任せるよ」



それにしてもあのドライバーは一体誰なんだ。Yとの関係も気になるが、もしボーイフレンドなら、流石に俺のホテルに彼女を置いてくのは嫌がるだろう。



ゴーゴー嬢の彼と言うなら、そういうのも有るのだろうが、彼女はそうではない。



「ショッピングだけどね?」



「うん」



「明日歩くからスニーカーが欲しいの。後、バッグも壊れたから」



「うん」



ここホアンキエムの街は露店に近い店舗が並んでいて比較的値段も安い。つうかバッタもんも多数扱っている。



ここでならスニーカーやバッグも安く買えるだろう。



「わかった、行こうか」



一緒に歩いて街を徘徊する。普通に売ってる靴屋は無視し、ナイキを扱っているスポーツショップに入る。



白いスニーカーを見つけると試し履きをする。



「これいいな」



「幾らするの?」



「365万ドン」



ちょww18000円かよwwフザケンナ。



「・・・・」



「ちょっと高いよね・・・」



俺の顔色を伺い、店を後にする。



何軒かそんな店を出入りする。彼女はハナからスポーツブランドの靴をご所望の様子。



この図々しさ。Hと出会った頃を思い出す。あいつはバイクを要求したツワモノだった。それを買う俺もクレイジーだったが。



日本人カラオケで働く子達は平気で高いものを要求する癖があるのは知っていた。特に客と買い物に行った事が無いような素人に多い。



俺も含めて、それを買い与える客が居るから彼女達は悪気なく、当たり前のように高額商品を要求する。そして店でその戦利品を見せ合うのだ。



だからHからもそんな話は嫌というほど聞かされていた。あの子はiphone6を、あの子はバイクを買ってもらった、この子はブランドバッグ、あの子は海外旅行などなど。



恥ずかしながら自分もかなりHには投資している。そんなバブリーな世界がハノイの日本人カラオケ嬢なのだ。



勿論、太客をゲット出来ない嬢達も沢山いる。ゴーゴーと一緒で器量の悪い子達は本当に苦労して生活費を稼ぐ。だから太客を得るために必死になる。



恐らくあまり店に顔を出さないYもその1人だと思う。とても可愛いのだが、それは俺の目線であって、普通に見たら大人しくて、ぽっちゃり体型。1番ダメなのは会話がイマイチな事。



自分から積極的に客に話す事はなく、客が何か聞いて、それに答えるスタイル。これでは客が積極的でなければ会話は成立しない。



Hなんか、出会った当初から日本語もろくに話せないのに煩いほど色々話しかけてきた。だから会話は途切れないし、俺の馬鹿話に大笑いしてくれる。



そう言った意味も含めてYが店で人気が出るとは思えなかった。





adidasショップで気に入った靴が有ったらしい。価格は160万ドン。8000円だ。俺の履いてる靴なんか3000円なのだが、まぁ仕方ない。



靴を買い、次はキャリーバッグを買いに行く。彼女が選ぶのは質が良く、大きなスーツケース。



「それだと機内に持ち込みできないからダメだよ」



「あまり入らないよ」



「3日くらいの旅行ならこのサイズで充分」



これには店のオバハンも頷く。結局ここでキティのキャリーケースを100万ドン(5000円)で買った。



そろそろ飯でも行こうかと言うと



「次はバッグね」



俺が約束したのはキャリーバッグ。何故靴とバッグまで・・・



ずっと我慢していたイライラが溢れてくる。



「もう、お金無いよ!」



「はい、わかった・・」



お金が無い訳では無かったが、出会った序盤に高めの物を色々と買わせる子は居ないし、それを彼女に買ってあげる価値は正直無い。adidasの靴とキャリーバッグだけでも買いすぎかと思う。



今思えば、Yは初めて客に買い物を強請り、その限度がわかってなかったのだと思う。ある程度、それを経験している子なら最初から高額品を強請るのは良く無い事はわかってるはずだ。



店で聞く景気良い話。それを聞きながら今まできたのだろう。高額品をゲットした彼女達のそれまでの苦労や経緯なんかは聞いていないのだと思う。




最初は、誰でも気軽に買ってあげられるマーケットなんかでの洋服や小物類、バッタもんのバッグとか。そう言ったものを客に買わせる。



それを喜んで見せて、客に「この子はこんなチープな物でも喜んでくれる」そう思わせ、それを重ねて、相手自ら高額商品を買ってくれる気になるのを待つのが常套手段だ。



気に入った子がもっと喜ぶ顔を見たいと思うのは男の性。だから、慣れた子達はそれをする。そして数回目にはある程度価値ある物を手にするのだ。



その頃にはより深い仲になるだろう。そして旅行やブランド品などの高額な物を手にしだす。



Hも出会った頃に良く連れて行かれた学生御用達のマーケットにはもう俺を連れて行くことはなくなった。



今はハノイの繁華街にあるブティックで気に入った物を買う。しかも、事前にネットで何を買うか調べている。



価格もそれほど高い訳では無いが、マーケットで買った値段の5倍くらいの支払いにはなる。それでも5000円から10000円程度。時々貴金属店で指輪やネックレスなんかの2〜3万の物を買う。



そんな時だってウーマンデーだったりバレンタインだったりのイベントの時だけだ。



要するにYは本当にカラオケ嬢としてはまだまだ素人なのだ。




話を戻そう。



Yは日本食が食べたいと言う。ここらはHのテリトリーなので、ここらの日本食レストランなんかで食事すると、客と同伴しているHや、知ってる子達に会ったらマジでやばい。



比較的安全だと思われる、Yの勧めもあり、リンランと言う街の日本食レストランに行くことに。ここはYのお店がある場所。俺はここで遊んだ事は数回程度で馴染みも居ないので前回、Yの店を訪れた。



日本食レストランに入り、食事を頼む。メニューを見るとかなり良心的な価格だ。



「ここは美味しくて安いの(^_^)」



「つうか、ここ店の隣だろwww」



「うんw」



まさか、この後店に来いとか言うわけじゃないだろーな・・・店だって3日とも休むって言ったはずだが・・・



そして俺はビールとつまみを少々。Tも何か注文していた。



おい・・・



出るわ出るわ、ご馳走が・・・



「どんだけ頼んだの?」



「後は寿司が来てフィニッシュだよ(^_^)」



「って、こんなに食えるの?」



「sevenさんも一緒に食べてね(^_^)」



いかん・・・またイライラが・・・



タイの子達も同じで食い切れないほど注文する。でもタイフードだからまだ良いだろう。こっちは日本食だ。ほぼ日本と同じ価格だ。



「今日はお金たくさん使わせてごめんなさい・・」



「うん・・」



「私は恥ずかしい・・・」



顔に頬を当てて話すY。



「sevenさんが貧乏なの知らなくて高いもの買ってばかりで・・・。本当に自分が恥ずかしいの・・」



う・・貧乏人に貧乏って言われるのが少々引っかかるが、まぁ何となく俺が不快だったのが通じたらしい。



「もう高いものは買ってもらわないから・・」



「・・・・」



お前・・今注文したこの料理だって幾らかかるのか知ってんのか?・・・



食事代で不快になるのは流石に大人として恥ずかしいので顔には出さない。彼女の行動に愛があれば幾らでも金使ってやるのに・・・



何処かから電話が鳴り、Yは個室から出て行った。



ここでタイのLBのGとハノイのHに定例メールをする。ここは大事だ。彼女達は俺が日本にいることになっているので疑わせるような事は避けたい。



暫くしてYが戻ってきた。



「ママさんが、何時頃来れるかって・・」



俺は絶句して暫く答える事が出来なかった。



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恋愛のススメ 第3話

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「ごめんね、私車酔いが酷いの。窓開けるね」



Yは吐くようなジェスチャーでそう言った。



「うん、いいよ」



窓から風が入って来るが、湿気が高いので正直不快だ。



あれだけ早く来てという割に、会話はほとんどドライバーとするだけ。笑いながら話す姿に、Yとこのドライバーとの関係を疑う。



そんな中でわかった事は、彼女は午前中は学校に行って勉強し、午後から休んでくれたらしい。そのまま空港まで来たとの事。



ちょっと待て・・・学校からそのままっていう事はホテルに一緒に泊まると言う約束は可能なのか?支度らしいものを持ってるわけではない。一緒にチェックインして、着替えを取りに帰るのだろうか・・・



ホテルに着く。タクシーにお金を支払い、彼は去っていった。フロントにパスポートを見せる。



「一緒にIDカード出して」



「・・・・」



何言ってるのかわからない、と言った感じでIDカードを出すそぶりが無い。



チェックが終わり、ルームキーを受け取る。



「さ、行こう」



Yを連れて部屋に向かう。



「一緒に泊まるの?」



フロントレディがYに声を掛ける。そら、言われた。だから一緒にチェックすれば良いものを・・・



「コム!(ノーという意味)」



力強く返事するY。



う・・・ヤッパリ・・・orz



彼女は俺と夜まで過ごす気は全く無い事を知る。



結局Yは自腹を切らずに迎えに来たこと、謎のタクシードライバーの事、そして一緒に泊まる約束を平気で破る事。



もう、はっきり言って俺の惨敗はほぼ確実な状態に。



一緒に部屋に入る。荷物を置いてベットに飛び込むように横になる。



「少し休もう、それからショッピングね」



「うん」



彼女とはキャリーバッグを買ってあげる約束をしていた。そう、次回は一緒にタイへ行く約束をしていたので、その準備の為だ。



「あ、そうだそうだ」



俺は思い付いたように買ってきたお土産を渡す。本当ははタクシー内で渡し、彼女を喜ばせてからホテルに一緒にチェックインする予定だった。



しかし、謎のドライバーの存在でその機会を失っていた。



まずは頼まれていたユニクロのパーカー、そしてスマホの予備バッテリー、日焼け止めクリーム、口紅2本、ノート5冊、消せるボールペン2本などなど。



「ありがとう!」



彼女は嬉しそうに受け取ると、バッグの中にお土産をしまう。



少し慣れてきた所で彼女も隣に寝るよう促す。



「ここにおいでよ、少し休もう」



彼女は言われた通り、俺の隣に寝転ぶ。敗北感満タンなのだが、ここで勝負に出る。そう、キスをするのだ。



嫌がれば、もう彼女との事はスッパリ諦めよう。キズが浅いうちに。俺はそう思った。



素直に俺の横に寝転がるY。これはどう受け取れば良いのか。



「会いたかった?」



「うん・・・」



「俺も・・・」



俺はYの前髪を指先で軽く搔き上げる。嫌がるそぶりもなくYは少し緊張した面持ちで俺を見ている。



「こっち向いて・・」



仰向けになっているYに、身体ごとこちらを向くよう優しく話しかける。そう、キスの体制作りだ。



彼女は少し照れたような感じで身体をこちらに向ける。



その時だった。彼女から放たれた激しいワキガ臭が俺の鼻と目に染み込んでくる。



クワッ・・・



Tの大量の脇汗がエアコンで急速乾燥され、残り香が毒ガスとなって俺を襲う。



彼女はそんな事を気にもしない様子で、少しウットリした表情で俺を見つめる。雰囲気はかなり良い。だが・・・



こ、これ以上近づけねぇ・・・臭すぎる・・



これはYのバリヤなのか。こんな身を守る術があったのか、と思えるほどの威力。これ、治療した方がいいんじゃね?・・・



こ、ここでバリアに屈するわけにはいかん。彼女はキスの受け入れ体制出来てるやん。



息を止め、彼女の顔に近づける。スッと目を閉じるY。そして唇が重なる。



彼女の口が堅く閉じているのが痛いほどわかる。そう、まだ俺を心から欲しているわけでは無いのだ。



と、同時に彼女の身持ちの硬さがわかった気がした。キスももしかしたら初めてなのかも知れない。



でも、キスを拒まなかった事に暗闇から光明を見出した。まだ、完全に俺は負けたわけじゃ無い・・・



俺はこれからの行動次第で、こちらに心を向かせる事も出来るかも知れないと思うことにした。



何せ、今回はHのお膝元での滞在。下手な事は出来ないのだ。言わば背水の陣。やれる事はやらなければならん。



彼女はキスを終えると直ぐにベットから起き上がる。明らかにそれ以上は進まないように警戒している事は直ぐにわかった。



そして彼女はこう続ける。



「明日のカットバ島へ行く件ね、今日のドライバーが連れてってくれるの・・・」



俺はキスの余韻に浸る暇もなく、彼女の毒が今頃回ってきたように頭の中が真っ白になっていった。



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恋愛のススメ 第2話

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今回の旅の計画は全てをYに捧げる事となった。直前までのLINEから、Yは思った以上に真面目な性格。裕福な生まれの子かと思ったがそうでも無いらしい。



長いLINEのやり取りは出来ず、彼女の事をしっかりと把握できないまま、淡い期待を持って旅立つ。



来週来て・・・



ただ、それだけがこの旅の理由だった。



まだ二回会っただけで熱烈な愛の言葉。



「キスしたい・・・抱いて・・・」



ローマ字で打たれるその言葉。そこに彼女の感情の深さを測る事は出来ない。彼女はこの三日間、カラオケの仕事を休み、金曜日も学校を休んで空港まで迎えに来てくれると言う。



Hですら、空港に迎えに来た事は無い。カラオケの仕事も予めこちらから言わないと休みを取らないのがHだった。



Yのそんな部分は、俺の彼女に対する不信感をかなりの部分拭い取っていた。会って二回だけで始まった恋。そんなフワフワ、ゆらゆらとした感覚は今まで無かった。



彼女は本気なのか、はたまたフェイクなのか・・・



それは会って確かめる以外に方法は無い。そんな確実性のない事での旅に、繰り返し自問自答を繰り返しながらベトナムエアラインに乗り込んだ。







ノイバイ国際空港に降りた瞬間、物凄い湿気と熱気が身体にまとわりつく。



うわ、久々のこの気候・・・



GWに来た時とは全く違う。思わずハノイ駐在時代を思い出した。



14:00に迎えに来る約束。タクシーで約1000円はかかるのに、それでも来てくれるのが嬉しかった。Yから連絡が入る。



「sevenさん、今どこ?」



「もう空港の外にいる」



「もうすぐ着きます」



「わかった。タクシー降り場で待ってるね」



待つ事5分、タクシーとは別の大型バスが2台入って来た。



ボーッと眺めていると水玉の服を着た女の子が手を振りながら出てくる。



あっ、Yだ・・お金無いからバスで来たんだ・・・節約しながらも来てくれるなんて嬉しい。



「暑いね」



「うん」



「何か冷たいものでも飲もう」



「うん」



Yを連れて売店に向かう。店に向かいながら気付く。Yの後ろを歩く青年が居る。白いシャツに長ズボンの若者だ。



俺がこの人誰?みたいな顔で彼を見ながら歩く。それに気付くY。



「あ、この人ドライバーなの」



「え?ドライバー?」



何言ってるのが意味がわからん。何故バスのドライバーがバスを放置したまま付いてくるのか。



見た格好からして制服ぽいし、大学の友達なのだろう。ドライバーとかいう言葉は意識から外す。



「この人友達なの」



「へー、大学の?」



「違う!ドライバー」



意味がわからん。何か別の意味でドライバーとやらが存在するのか。



彼の分まで飲み物を買ってやるよ、と言うと彼は手を振って断ってくる。ふむ、中々、常識をわきまえた青年じゃないか。



俺はアイスコーヒー、Yはスプライト、彼にはコーラを買って渡す。



「じゃ、タクシーに乗るか」



すると、タクシー乗り場の更に奥に向かう。そこはバス乗り場だった。



「え?バスで行くの?」



「ううん、これで」



そこにはゴルフカートのような乗り物。彼はその運転手の横に座る。運転手も彼と同じ制服だ。一体何者達なんだ。



カートは陸橋を超えて一般道へ出る。そして路肩にカートは止まった。



「ね、このままハノイへ向かうの?」



「ううん、ここで降りる」



「え?なんで?」



「タクシーに乗るの」



言ってる意味がわからない。タクシーなら空港内の乗り場でええやん。



一緒に降りた彼はダッシュで路地の奥に走って消える。



「ね、あの人はボーイフレンド?」



「ボーイフレンドしゃないょ。友達のドライバー」



「だからドライバーって何なの?」



「タクシー」



「は?」



すると路地の奥から彼が運転するミニタクシーが来た。薦められるがままに後部座席に乗り込む。メーターはすでにかなりの金額で回っていた。



あー、そういう事か。彼のタクシーで空港まで来て、ミニタクシーだと俺を空港で乗せられないから空港外で留めてたのか。



空港で客を乗せれるのはエアポートタクシーだけと決まっている。空港で客を降ろす事は出来るが、拾う事は出来ないのだ。



だからYを空港で降ろしてしまうと俺とYを拾えない。だから空港外まで移動したという事。しかもYが乗った運賃もしっかりメーターに反映されている。



彼はそのタクシードライバーだったのだ。



自腹切ってまで来てくれると言うのは、俺のポジティブシンキングだけだったことに少々凹む。ま、学生は金ないから仕方ないか。



再開していきなりの出来事に、何とか気持ちを整理しようと必死になる俺だった。



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「どうしても早く会いたい」



「最短でも再来週かな」



仕事のスケジュール、エアチケットの価格、ビザの期限、家庭の事情、ありとあらゆる可能性を検討してかなりの無理をしたとして、出した答えだ。普通のサラリーマンで流石に2週間前に海外旅行を決める人は少ないと思う。



「嫌・・来週来て・・・」



そ、そこまで俺に会いたいのか。正直、海外に住む嬢から来週に来いと言われたのは初めてだ。



普通の子達なら海外である自分の下に、来週来いと言っても来れるわけ無い事くらい知っている。



来週来て・・・ある意味、新鮮な言葉だった。今年のGWの旅、ハノイで新たに知り合ったカラオケ嬢、Yちゃんのこの言葉。



来週会いに行くと言ったらYはどんな驚きと素顔を見せてくれるのだろう。



「わかった。来週末に行く」



あても無いまま決断した。来週末と再来週の月曜日のスケジュールを見る。様々な会議で埋まっていて、一部は自分が議長のものもあった。



普通ならスケジュールを空けるのは不可能だ。翌日から物凄い勢いで会議の日をずらしたり、代理を立てたり。勿論、ベトナムに行くなんて言えるはずも無い。



部下や他部署の連中に頭を下げる。理由は親戚の見舞い。まぁ、今年は有休取得がまだ1日なので休む事自体は白い目で見られる事は無かった。



丸2日かけて金曜日と月曜日のスケジュールを空ける事に成功する。すまん、皆。俺はバカなんです・・・



スケジュールが空いた所で次は有休届。有休はパソコンで申請するのだが、上司が承認してくれないと休む事は出来ない。



ご機嫌を伺いながら伏線を張る。そしてタイミングを見て届出る。そしてこちらも承認。



承認されたら直ぐにエクスペディアでエアチケットを予約。高めだが1週間前だから仕方ない。アゴダで1泊3000円の安宿を取る。



ハノイでは三つ星くらいのホテルがベトナム女性の連れ込みに緩く、一緒にチェックインすればほぼ大丈夫だ。



後は小遣いの確保。物価の安いハノイなら3日で五万もあれば充分だろう。車内積立を一部下ろして六万円用意。足りなきゃクレジットカードにお願いするしか無い。



こうして俺は無謀なベトナム旅行を計画したのだった。



Yちゃんとはどうなるのか皆目不明。でも乙女オヤジは突き進む。新たな疑似恋愛を求めて・・・




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